第58章 堕天
フィン「一体…いつ?」
ケイト「7歳の、夏っひっく
夏休みの時だった、実家で。
5回か6回、もっとかもしれないけれど…後ろから衝撃があって…
終わった後で何事も無かったかのようにパンツとズボン上げられて、頭撫でられて…終わり」ぐすん
フィン「地獄に落としてやりたい…)…」ゴゴゴゴゴ
ケイト「何もせんでも地獄に落ちてるよ」
フィン「いや…まあ、それは知っているんだが;
やりきれないというか、腹に据えかねるというか」
ケイト「そういう風に…
苦痛が常にあるのが…普通だったんだ。
『残念だったな?
そんな普通から逃れられたとでも本気で思ってたのかよ!?
そんなわけないだろ!
いつまでも苦しめてやる!いつまでも死ぬその時まで逃すかよ!!?』
私の中の、闇が…言ってた…
あれは……私なんだ…
闇『消される為に産まれたとでも言うのか!!?』←2211ページ参照
全部消すしかない、消さなければ殺される…
もっと言えば…出す権利も何もない……
それが…私の生きてきた人生で…家庭で…普通なんだ……」
{リアルでは生みの家族は死んでない為(父から殺されかけたが)25歳までそれが続き、18歳で死に物狂いでダンベルで筋トレして父と引き分けるまで筋肉をつけ守ることを選んでいた}
ケイト「自分を…大切にって言ってくれたのは、嬉しいよ。
でも…さ…どんなに大事にしても…思おうとしても…
私には、無理なんだ。
いくら現実にならなくても、悪夢で見ればおじゃんだ。
いつまでも苦痛がない人生なんてあるわけがない。
いくら神の力を持っていたとしても…無くなるわけがないんだ。
人から与えれるものなんだから、人がそうある限り絶対なくならない。
人と接させない環境にない限り、悪夢でも操作しない限り…私は……壊れていくんだ(ぽろぽろ)
壊されていくんだ……
どんなに守ろうとされても……
何度でも…何度でも…何度でもっ――!!(ぎゅ!)
自分なんか…大切にした所で、誰も喜ばない。
死んだ方が余程いいっ
その普通が普通じゃないから、違うのか…
何で抵抗しないのかもわかってくれない…
もう何も…どうでもいい……
あの時に言っていた…
「もう――疲れたよ」って言葉は…そういう意味なんだ……」←2206ページ参照