第58章 堕天
修業空間…それは……
540時間(22日半)を、外で言う1.5時間とした異空間(360倍)…←1336ページ参照
それも入った瞬間から体の年齢を取るという老いの時間は止まり、睡眠も飲食も一切要らず、疲れor倒されて気絶した瞬間に何度でも全快させると共に強制的に起こし、死んだ瞬間に何度でも蘇らせるという優れもの。
休みなど一切取る必要もなく&取らせず、修業onlyに集中できるという空間だ。
テロップ『まさに「修業空間」』
ベッドで押し倒して舐めている時に限って…
声を掛けられてから…ふと、いや…ようやく気付いた。
ぼろぼろになった状態の皆が帰ってきていた。
要件はわかっている…恐らく;
いや、間違いなく……;
リヴェリア「神になったぞ…
これで子を宿させてもらえるな?」
フィン「…遠征はどうする気なんだい?^^;」
リヴェリア「水を差すな、フィン」じろっ←睨視
フィン「……;(たらーり)
…済まない;」
ティオナ「もうへとへとだよー!;お腹すいたー!」
ティオネ「はしたないわよ、馬鹿」
アスフィ「これで…約束は守ってくれますよね?」
ケイト「う、うん…←笑みが引き攣っている
(何でこんな時に、いい所なのに来たの?;
いや、他意はないんだろうけれど;」もやもや
アスフィ「もしや…狂言だったなどと宣うことはありませんよね?
ヘルメス様の真似だけはされては困るのですが…」
ケイト「約束は守るよ^^;
あれ?アイズは?」
だが…皆が揃っていると思われたその中にはアイズはおらず……
リヴェリア「?まだ来ていないのか?
…私達より一足先に終えて出ていったはずだが…」眉顰め
ケイト「え?」首傾げ
皆と別れた14時半…それから5時間を越した所だった。
時は19時半となり…既に太陽も沈んでおり、月だけが辺りを照らしていた。
その夜空に煌々と輝く満月が…どす黒い雲に塗り潰されていた。
――助けて
どこからか、そんな声が聞こえた気がした…