第58章 堕天
正式に自由に立ち入りしていいという許可が精霊王から僕へ下された。
半身以外として、半身の同行が無くとも精霊王の森への立ち入りが認可されたのは、最初にも最後にも僕だけだと言う…
半身以外では唯一の認可…それを伝えた後、共に何をするかについて話が移行した。
アイズ「………どうすれば…」
ケイト「ん?」
アイズ「……どうすれば…お父さんとお母さんのようにできるの?」
ケイト「へ?」ぱちくり
アイズ「…私も…ケイトとの子供が欲しい」
『!!』
ケイト「!!」瞠目
フレイヤ「抜け駆けは赦さないわよ?」睨視
怒り心頭に語るフレイヤに…僕もまた嫉妬に似た怒りを感じ、拳を握り締めながら震わせていた。
ケイト「……………いいよ」
『え!!!!!???』
ティオナ「え?!ホント!!?」ぱあっ
ケイト「……条件がある」
リヴェリア「なんだ?」
フィン(待て。どこから湧いて出た?;)←失礼
ケイト「私と同じ、神となること」
『よっしゃあ!!!!!!!』
フレイヤ「つまりを言うと…ああ、そういうことね」
ケイト「うん」頷
フィン「?待ってくれ;何がどういうつもりなのか、あまりよくh
リュー「待っていて下さい!」
アスフィ「今すぐにでも!」
アーニャ「待つニャ!;今すぐに神になんて」あわあわ
アイシャ「今すぐとなると、修業空間しかないねえ」にや
椿「滾ってきたわ!」にや
ガレス「がっはっはっ!^^腕がなるわい!」
ノアール「待っててね、ケイト」
ブランシェ「ケイトは私のものよ!」
ケイト「…………」絶句&たらたら←冷や汗でいっぱい
リヴェリア「今日中に終わらせてみせる!
待っていろ!!」ビシッ!!←ケイトへ指を向ける
ケイト「あ、はい;」頷&汗&苦笑←笑みが引き攣っている
オッタル「…新たな高みか…
(ふっ)面白い…
越えてみせる」
ケイト「静かに闘志を燃やしてる…;」
アイズ「ケイト」←背後から声を掛ける
ケイト「ほい!」←思わず気を付け
徐々に振り返る中、アイズは微笑みながら言った…
アイズ「……今度は…私の番」
ケイト「?」きょとん
アイズ「…待ってて」微笑
ケイト「んっと…(何のことかよくわからないけど)
ああ!(頷&微笑)
待ってる」
それぞれが修業へ走り出す中…ケイトは静かに見守っていた。