第58章 堕天
一つのフラグになるとは知らずに呟いた一言…
それが、運命を大きく固着化させてしまった。
ケイト「………
死んじまえ」
ごっっ!!!!!!
ケイトの全身が凄まじい闇に包まれる中、周囲へ災禍の如く猛威を振りまく。
精神まで闇に塗り潰され、口元に笑みを浮かべ…
それまでにぶつけたかった全てをぶつけるかのように――グラン・バーストを解き放った
止めようとする僕へ向けて、空間ごと世界全てを消し去れる威力のそれが放たれる。
時は遡り、その6時間前…
それに至るまでの経緯を説明しよう……
精霊王の森でのアルとディの歓迎会の後、家に帰ってからアイズとティオナと合流した。
ちなみにアスフィとフレイヤに関してはケイトの信頼における人(神)物の為、ケイト同伴でのみ精霊王の森への立ち入りを許可されている。