第57章 追憶
あの瞬間――
理性も、感情も…自身の中にあった全てが音を立てて切れたのを感じた。
ブツンッ
その次の瞬間、ケイトへ飛び掛かると同時に唇を乱暴に奪い
その場に雲クッションを展開と同時に力任せに押し倒し、服を脱がし、文字通り襲い掛かった。
ケイト「ぎょっ!)へんたあああい!!!」
精霊王「こんな所で盛るでないわああ!」
ケイト「誰かっ!!誰か助けてええええ!!;」手を伸ばす
テロップ『だが無理であった』
本気で神の力を使ってまで全力を振り絞る僕に対し…止められるものは一人もいなかった。
スタント・ゼロ――←1819ページ参照
物質の奥まで入り込み、事象の発生源まで滑り込んで直接働きかけ、事象そのものを強制的に消失させる。
それを全身に纏うとともに抵抗という事象全てを消失させた結果…
ケイトもまたグラン・バーストで抵抗しようとはしたものの←1818ページ参照
それをもってしても、それもまた抵抗と取られてか無効化され続けていた。
ケイト「せっかく世継ぎを妊娠してるのに!;
精子を食らったら流産しちゃうんだぞおおお;;」じたばた
フィン「是が非でも入れない!
自信を持て!!」
ケイト「何の自信だよおおおお!!」
フィン「愛されていることだ!!!」
ケイト「………(瞠目)
!!////(ぼんっ)←理解した
…………優しくしないと…怨むよ//」ぽつり&ふいっ←顔逸らす
ぶちぃっ!!!!!!!!!!
ケイト「え?何?今の音」
最後の言葉を交わす為の理性が崩落し、あとはもう…野生の獣のように求め続けた。
気絶しても一瞬で回復させ、再び絶頂を迎えさせ続け
それによってまた気絶しても再び治して回復させ…
ということを、互いが同時に果てるまで永遠と繰り返し続けた……
アスフィ「やれやれ…いつものこととは言え…;
最初がこれでは先が思いやられますね…」汗
狼「わふ、わふわふわふ?」ケイトのどこが好きなのだ?
フレイヤ「ふふっ…全部よ^^//」うっとり&恍惚笑み
狼「うわん!」わかる!←頷&即答
精霊王「困ったものじゃのお…;」
アル&ディ『じっじー!きゃっきゃっ^^』
精霊王「好きにせい、やれやれ」嘆息&瞑目
さっ
精霊王は僕とケイトの周囲を結界で囲い、結界内の光景も見れず音も外に出なくした。