第57章 追憶
ケイト「やっぱりフィンは光だね…温かいよ^^//」
フィン「…本当に…なれているのかな…)
頼りないかもしれないけれどね^^;」苦笑
ケイト「そんなことない!
だって…いつでも、助けに来てくれたでしょ?」微笑
フィン「!!//」
ケイト「フィンが何だって言おうが…私にとっては勇者様だよ。
誰よりも、どんな存在よりも…^^」
フィン「……(じわっ」ふいっ←顔を逸らす
ケイト「私の英雄は…フィンだけだから」涙目&微笑
フィン「…他にもいたはずだけれど?」くす
ケイト「それは…その…//(目逸らし)
フィンだから…?//」おずおず
ズキューン!!
口ごもりながら、おずおずとこちらへ目を向けながらごにょごにょと呟いたそれに対し…
それが耳を刺した瞬間、感慨深かった空気はどこへやら飛んでいき…
代わりに僕の内を占めていったのは……
だきっ!!!!!
沸き上がる、今なお込み上げて僕の心も感情も狂わせる
――「圧倒的な愛しさ」だった
その心や身体という枠を飛び越えた感情の暴走のままに、僕はケイトを腕の中へと閉じ込めた。
ケイト「何?!;」
フィン「好きだ!」
ケイト「いや、何が?!;」
フィン「大好きだ!!」
ケイト「あの、だからちょっと!!;」
フィン「愛している!!!」
ケイト「だぁから!;
会話になってないんだけれども!!!?;」
フィン「君が悪い!!!!」くわっ!!
ケイト「いや、何で!!!!?;」ガビーン!!
アスフィ「また…やってますね;」汗&遠い目
フレイヤ「ふふっ…幸せそうね^^」にこにこ
店員「その…服はどれにしますか…?;」
アスフィ「なるべくぶかついていて、派手ではなくシンプルなものでお願いします」お辞儀
僕達の後ろでは…苦笑する店員達と、楽しそうに見つめるフレイヤ
アル「だう?」
ディ「きゃーう!><」
だきっ!!!!!
その更に後ろではアルとディが僕達の真似をしていた…;
闇との共存については以前にできてはいたが…←1392ページ参照
暴走ともなると話は別だ…
体も心も飛び越えるようなそれは…御することすら困難だと言える。
だからこそ危惧しているのだろう――
目下の課題は…例え爆発しても制御できるほど小規模なものにする為、感情の吐き場所を作ることだ。