第8章 死闘と目覚め
ケイト「全てを飲み込め、凌駕せよ。限界を超え、解き放て――ホワイト・ノヴァ】!!」かっ!
オッタル「これが奇跡の光の一端か…来い!」
ケイト「でやぁ!!!」だっ!
それからはただただ、戦いだった。
暗闇の洞窟の中、必死に戦った。
それでも…あと一歩が届かない!
その一歩が、とてつもなく遠い!
決定打がない!!
でも、まだついていけている!!
長引かせるな!!長期戦は不得手!
是が非でも、超えてみせる。
オッタル(想像以上だ。互角以上に渡り合っている!)
上下左右、時にフェイントを織り交ぜられる中
瞬時に飛びずさりながら背後に回って蹴り上げつつ短剣を投げた。
がっ!ばっ!←大剣を地面に突き立てながらそれを足場に避ける
避けられるのはわかっている!!
ぱしっ!がきぃ!!
オッタル(動きが格段に上がった!)
ケイト「でやあああっ!!」
ががががががががががが!!!!
再び前に回って避けられたそれを受け取りながら振った。
が、籠手の防具を使って防がれた。
その頃のフレイヤ
フレイヤ「そう…傷付けたくないが故に、震えていたのね。
敵わない恐怖だけでなく、人を傷付ける恐怖に…
でも勝たなければ、ここで倒さなければ帰れはしない。
その状況が、オッタルの鼓舞がそれを振り払わせた。
【剣姫】との戦いでは感じなかった『恐怖』を味わいながら、戦いに踏み出せる意志を心に抱いた)
ふふっ…益々興味深いわ//」←恍惚に笑みを浮かべる
ケイト「だらあああああ!!!」
がきぃん!!!!
オッタル「!!(全ての攻撃を払いのけた!」
ケイト「超えてみせろ!!?はあっ
上から言えた立場かよ!?はあっ
捻じ伏せてから言ってみろ!!!」
オッタル「!…
ふっふっふっふっ。
はっはっはっはっはっ!!」高笑
ケイト「はあっはあっ」
オッタル「肩震)くっくっくっ…
面白い!
あの方の寵愛に応えてみせろ!!
今からお前の全てを、本気で捻じ伏せてみせよう!!!」
鬼気迫る表情へと、がらりと変わった。
次からが、本気…100%の力が来る!