第8章 死闘と目覚め
その頃、黄昏の館の食堂ではある変化が…
ぴしっ
フィン「…?あの入れ物は誰のだい?」
ラウル「あー、ケイトさんのティーカップっすね。
何でヒビ入ったんだろう?」
フィン「…嫌な予感がする)…杞憂だといいんだけど」ぼそ
ラウル「?」←カップを見つめながら?を浮かべてる人
地下迷宮13階層、最奥地
ぎぎぎぎぎ!!
ケイト(重い!重すぎる!咄嗟に防いだけど、いなし切れない!)
オッタル「かっ!!)ぬああああああああ!!」←強引に振り抜いた
どごおっ!!!!
ケイト「くおっ!」←宙に飛ばされる
どご!(壁に打ち付けられる)
ケイト「か…はっ…」
どさっ(壁を背に跪く)
ざっざっ←大剣を手に歩み寄る
オッタル「よく受け止めた、が…防ぎきれなかったようだな」じゃきっ←再び振り下ろす構え
ケイト「圧倒的過ぎる。速度も勢いも、全てを寄せ付けない圧倒的な力。
受け流しごと、ぶっ飛ばされた…
(はっ!)って待って!;マジで待って!!;
オッタルって確か…【猛者】って確か、Lv.7のあの最強!!?)←アスフィに教わったことを思い出した
ちょっと待って。落ち着いて考えよう。
何かの間違いじゃありませんか!?;私はただのLv.5で
オッタル「気を付けろ。
考えていることが全て声に出ている。駄々漏れだぞ」
ケイト「ありゃ;指摘して下さりありがとうございます(ぺこ)
気付かなかった;」
オッタル「それは別にいい。
それに、お前は『ただのLv.5』ではない。あの方が切望して止まない者だ」
ケイト「え?;」ぽかーん←初耳
オッタル「あの方は、お前が欲しいと言った。
お前が倒れた後の筋書きはこうだ。
13階層で倒れたままのお前を俺が拾い、治療の為に近場であるフレイヤ・ファミリアへと連れ込み処置を施した。改宗も含めてな」
ケイト「!!?」
オッタル「言っただろう。力尽くでも連れて行くと!(じゃきっ!)
お前が負ければ二度と帰さぬ。あそこは、お前には相応しくない。
フレイヤ様の為に、俺はお前を倒し連れて行く。嫌ならば勝ってみせろ!」だっ!!
これ以上の会話は望めそうになかった。
戦う以外の姿勢が見られず、戦慄する外なかった。