第55章 事件
レフィーヤ「ま、待って下さい!;」
フィン「ん?」
『?』
レフィーヤ「その…(おずっ)
神剣を、特に多く扱っているのはラウルさんじゃ?;」しどろもどろ
フィン「ああ、そうだね。
彼も神剣を扱い続けることによって精神力や魔力は随分と鍛えられた。
扱いにも一番慣れているのは彼だろう」
レフィーヤ「じゃあ!」ぱあっ&微笑←お役御免とばかりに叫ぶ
フィン「だが…君ほど魔力が多くはない。
常に回復し続ける上に魔力酔いを起こしてもなお回復し続ける魔法を持つ君とでは天と地ほどの差がある。
他ならぬ君自身もわかっているはずだ」両手を組む&微笑
レフィーヤ「……か…考えさせて下さい」わなわな震え&真っ青
フィン「ああ…
いい返事を期待しているよ^^」にこっ←二度目
テロップ『鬼だ』
レフィーヤ「はうううううううううううううううっ!;」しくしく
テロップ『フィンからの二度目の口撃でレフィーヤは沈没しかかっている!;』
そうして…レフィーヤはふらふらと執務室から去っていった。
リヴェリア「少し荷が重過ぎはしないか?
フィン「なに…少し早まっただけさ(片目瞑&笑)
いずれ、ゆくゆくは遠征から僕とケイトは離れる。
また三人目が生まれるからね。
どうしてもこれは避けられない」真剣
リヴェリア「…そうだな…」
ガレス「それにしても…
ケイトが来れんというだけで、随分と余裕が減ったように感じるのお」嘆息
フィン「それだけ頼りにしていたということだ。
ケイトの魔法は強力過ぎる…
だが、だからこそ得られるものもあるはずだ。
魔導師としてはね…」くすり
学びの為――
そう考えての判断なのだが、通じているだろうか?
いずれ、僕もまた遠征メンバーから外れる。
そうなった時の為の前段階なのだということも……