第55章 事件
リヴェリア「フィン…よく考えてみろ。
お前は嫉妬深くて独占欲が強くて、ケイトが誰かといるのを見る度に苛立って引き離して自分といさせようとする。
アルとディの行動は、それに本当によく似ている^^」くすくす
フィン&ガレス『!!』
リヴェリア「今まではそれですぐ二人きりになれた。思う存分抱き合えた。
他ならぬ本人も喜んでいただろう?
そんな状況が普通だった分、そうしているだけで幸せだった。
だが…」
ガレス「蛙の子は蛙じゃの」ふっ
リヴェリア「ああ…瓜二つだ^^」くすくす
ガレス「可愛くない所までバッチシ似とるがのお^^」ふふふっ
フィン「!?
い、いや…そこまででは
ガレス「ではわしもケイトと二人きりになっていくか」
フィン「ガレス!!!?」がたんっ!!←椅子を蹴って立ち上がる
ガレス「ほれ見ろ…よう似とる」にまにま
フィン「……謀ったね?」
リヴェリア「反応がとてもよく似ているが?」くすくす
ガレス「可愛いげがない所までそっくりじゃ」によによ
フィン「……はああっ;
今度生まれてくる子はケイトに似て欲しいよ…;」はああああああああ!
リヴェリア「それはそれで楽しみだな」微笑
フィン「育ててないからそういうことを言えるんだろう?」じと目
リヴェリア「ならば手伝いに行こう。
たまには心行くまで二人きり…というのも悪くはないだろう?」
フィン「…ああ…助かるよ」ふう
ガレス「ならばディの遊び相手はわしがするとするか。
食い意地が張ってる所はフィンではないか…ケイトに似たのかのお?」にやにや
フィン「ンー…そこまで似てはいないよ。
生後14日弱で2歳ぐらいの知能はあるようだし、会話もできている。
きっと僕と同じで記憶も残るんだろうね…はああっ」遠い目&嘆息
リヴェリア「いいんじゃないか?
覚え過ぎていると辛いことに押し潰されることもあるかもしれない。
だが、温かな思い出というのは…あるだけで支えとなることもあるものだ」微笑
フィン&ガレス『瞠目)…』
リヴェリア「…無いよりはいいと思うぞ?」ふっ&腕組
フィン「…ふふっ。そうだね…(瞑目笑)
それにしても、君も変わったね。
随分と丸くなった」微笑
リヴェリア&ガレス『お前ほどではない』即答
フィン「グサッ!!)…即答する程かい?^^;」
こくこく!←即座に二度頷く