第54章 市民カード
これは余談ではあるが…
市民カードによる意思伝達はテレパシーのようなものでもある。
トラウマから口を聞けない人、喉の炎症で声が出ない時、意識はあるが声が出せない人、等々…
使う人には病人もおり、治療場でも声さえ出せないほど疲弊しきっている人にも本人の意思確認の為に使われている。
その原理のみを魔術式として出したとのことだ。
だが、目下の問題は……
ケイト「ねえ…何で私のことが好きなの?;」
ティオナ「好きだから!」
フィン「理由になってないと思うんだが…;」
ケイト「うん;
悪いけれど私は、流石に囲うつもりはないわけで;」たらたら
リヴェリア「私は別に構わんが」
ケイト「え!?;」
リヴェリア「お前なら…差別することなく、大切にしようと誠心誠意努めてくれるだろう?
そのような者でなくては…惚れるわけもあるまい//(ふっ」微笑
ケイト「!!?///;」
『うんうん!』二度頷
フィン「……わかるだけに…否定できないな;」
ケイト「フィン…どうしよう;」縋る眼
フィン「何回断ろうが求婚を続けてくるんだ。仕方ないだろう。
まあ…僕も、人のことを言えた義理ではないのだけれど;」
ティオネ「団長//♪」ぴとっ
椿「はっはっはっ!^^
よいではないか!それだけ人望もカリスマもあるということだ!
甘んじて受け入れるもよし!たとえ力尽くで飛ばされようが食らい付く所存だ!」キラン&にや
ケイト「どうしてそうなんのさ!!;」
アイシャ「お前がそれだけ魅力的だということだ」
アスフィ「ですが…このままでは2人きりの時間が減りそうですね;」
リュー「どうせなら一人占めする時間も欲しいのですが」
アーニャ「むっ。おミャーらにはやらないニャ!」
フレイヤ「いいえ。
神である私の方が一番長くしてくれるわよね?ケイト^^」ふふっ
ケイト「!?;」たじっ←後ろへ引く
ロキ「さり気無くプレッシャー掛けんな!!」ぷりぷり
アイズ「ケイトは…私の!」ぐいっ!←右腕引っ張る
その直後…女同士の戦争は始まった。