第8章 死闘と目覚め
朝、食堂
ケイト「朝から食事を食べれるなんて贅沢だなあ//」もぐもぐ
ティオネ「普段どんな食事してきたのよ」
ケイト「んー…一日二食が多かったかな。
元々食べない方だったからそんなに食べれなかったし、5年かけて何とか1日の内に2食食べれるようになったけど…
私に合わせてくれてばっかりだったから…つい料理や色んなことの手伝いを率先して頑張っちゃった^^;
朝の方はせめて何か返したくてできることに没頭しつつ、お腹も減らないから頑張ってて朝昼兼用に10時と、夜の7時か8時頃だけだった。
でもお腹が受け付けない時もあって、その時は少量ずつ頑張って食べた」
ティオネ「でも贅沢な食事じゃなかったんでしょ?」
ケイト「うん。
化け物のそれが混じってるんじゃないかって難癖付けられることもあったみたい。
私の生まれは東区で、そことは反対に西区に移り住んだんだけど…
お父さんは『オリハルコン』を売り手にして作る名人だったから、オラリオと貿易してるんだって言ってた。
でもその貿易の際にお金だけじゃなく、肉やそういったのと交換もしてたんだって。
だからこんな豪勢な食事初めて」にこにこ
『…(不憫な』
ケイト「?何で憐れむ眼になってるの?
あー、焼き豚美味しい。幸せ//
本当にこれ全部食べていいの?」キラキラ
『本心からだからか尚更に心に来る)!』ずきっ!
ティオネ「そもそもそれはあんたに支給された食事なんだから、堂々と食べるべきなのよ!」
ケイト「ホント!?
(がたっ!)ありがとうございます!!
神様ああああああああああああ!!!!」土下座←ティオネに向けて
ティオネ「どうせ土下座するならロキにしなさい!;」
ケイト「ロキ!給仕員さん!食事を下さりありがとうございます!!」土下座
『……礼を言うほどのことじゃないぞ/やないで?;』
何で皆こんなに優しいんだろう?←日常が日常だった為、常識が少しずれている(くれないのが普通だと思っている)