第54章 市民カード
ケイト「多人数で組まなければ意見もまともに通らない!
そんな腐った風習なんぞここでは一切合切根絶してやるうううう!」めらっ!!
目が燃えている…;
ケイト「多人数での意見は却下!
少数人数でも三角!
個人ならOK!!」
「え?」
『どういうこと?』
ケイト「個人個人とその都度向き合って話していくって言ってるんだよ。
組まなきゃまかり通らないなんてことはここではさせん!!絶対に!」ぐっ!
『………固い』
フィン「意志が…本当に固い…;」
ケイト「会議として皆の意見を聞くようにしないとね!!
勿論、子供も含めて!」
子「おもちゃが欲しいー!」
母「こらっ!
済みません!済みません!;」ぺこぺこ
ケイト「お気になさらず。
子供の頃は皆そういうものです^^;
その点に関しては、今あるもので工夫してね」なでなで←子の頭を撫でる
子「えー;」
ケイト「物だって、あれだこれだーって増えていったら…大切にしようとする時間が減っちゃうでしょ?
もし自分がその内の1つだった場合…君はどう感じる?」
子「……嫌だ」
ケイト「大切にしてね?
物も、人も…限りあるものだから。
いつかは…必ず、消えてなくなってしまうから」微笑&切なげ
子「……はい!
僕幼いからあんまりよくわかんないけど」
母「頼むよ…お兄ちゃん^^」←妊婦
子「頷)うん!^^
僕ね!
もうすぐお兄ちゃんになるんだよ?」
ケイト「妹に…お母さんに、優しくしてあげてね?」微笑
子「うん!^^」//にかっ!←心底嬉しそう
そうして…学び舎で昼休み前に子供達に市民カードの配布と共に雑談を終え、昼御飯を共に食堂で食べることとなった。
アルやディも僕とケイトを見るだけで大いに喜び、心底嬉しそうにはしゃいでいた。