第54章 市民カード
・クリスマスプレゼントについて
ケイト「クリスマスプレゼント何がいいー?」
「お菓子!」
「おもちゃ!」
「お菓子はダメだよ。ケーキ作ってくれるし」
「うちは作ってくれないよー?」
ケイト「じゃあ個人個人で取ることにしよう!」ぱん!(手拍子)
『国からの贈り物制度』、誕生――
(クリスマス、本人の誕生日のみ)
ケイト「市民カードで入力してね?
サンタさんに送っておくから。
ただし個数は一つのみ!」
『ありがとうございます!!』
ケイト「…;
何で私に向かって言うの?;」子供達指差し&困惑顔
フィン「君がサンタだってわかりきってるからだよ^^;」ぽんっ←ケイトの肩に手を置く
ケイト「あ、誕生日でも同じように贈り物するから!
個人の誕生日は戸籍で登録してあるから、予め欲しいのをちゃんと入力しておいてね?
『いつもありがとう^^
国にしてくれてありがとう』って、感謝を込めて贈りたいから」微笑
『ジーン)…こっちの台詞です』ぼそり
ケイト「勿論貰う側はタダだから気兼ねなく!
こちらとしては労力を貰ってる側だからね。
そのお陰で国が回っていけているわけだし。
感謝の印として受け取ってくれ!
クリスマス、誕生日限定だけどさ」微笑
「同じ日だった場合どうすればいいの?」
ケイト「その時はちゃんと二つ来るから、一つ一つに入力してね?
「入力開始、欲しいものの名称かつイメージ像を頭に浮かべる、入力終了」
って感じに入力した後、きちんと確認してから入力確定ボタンを押す。
それから送信って押してね?」
『はーい!』
フィン「ンー…;」
ケイト「どしたの?フィン」
フィン「いや…さすがにこの人数は、ちょっと;」
ケイト「大丈夫だよ。
いくらでも力を使って自分で造れるし、元手はただ。
その代わり!作る時に感謝の念をとことん込めるんだ!!」メラッ!!
『ありがとう!!!』
そうケイトは拳を握り締めて仁王立ちしながら叫び、背後にも目にも炎が燃え滾り…今までになく燃え盛っていた。
それに対し、国民達は何故か土下座で崇め奉っていた。
フィアナ『まるで宗教のようだ』←テロップ