第8章 死闘と目覚め
アイズ「…ごめんね、ロキ。オーバーだと思ったけどそうじゃなかった」
ロキ「そやろ!?;普通の反応やろ!?;」ぐすん
アイズ「うん…だからごめん」
ロキ「今日はデートしてもらうで!!修業の後ででもええけどな!;」ぐすん
アイズ「うん…するから、怒りを収めて」
ロキ「ぐす……
よっしゃ収めたる!!ぐっへっへっ、どこ行こうかな?どこへ連れ込んだろうかな?
げっへっへっへっへっ」
早くも後悔しそう…;
ケイト「にゃ?;」むくっ←あまりに騒々しいので起きた
ドン「きゅ?;」むくっ←同じく
後悔しながらもケイトに尋ねることにした。
ケイト「ほいほい。次は第三段階目だね!
フィンも来ないかな?」
コンコン
ケイト「はいはーい?」
フィン「僕だけどいいかい?」
ケイト「いいともー!」
ガチャ
フィン「失礼するよ。ちょうど第二段階目が終わった所だ」
アイズ「!!フィンも?」
フィン「ああ。つい先程ね^^」
アイズ「……負けない!」めらっ!
フィン「…僕も負けはしないよ」めらっ!
ケイト「ってことで説明するけどいい?」
フィン「ああ。でも一体全部で何段階あるんだい?」
ケイト「そうだね。これで実質的には最後だと思っていい。
魔操作のそれを応用する感じだし。それをさらに加速させるイメージだ」
アイズ「!!さらに!?」ずいっ!
ケイト「う…うん」たじっ
フィン「なるほど。アイズとの戦いで身に付けたあれか」
ケイト「そう。最終段階として魔力と共にという感じだ。
それも伴えば、さらに動きは加速する」
『……』
その意味は、よくわかっていた。
体内の魔力を感じて、それをイメージで操りながら動きに噛み合うよう加速させた所、今までにない速度で動けた。
光の速度に対応できるケイトが、攻撃に対して頬を掠めさせるほど。