第54章 市民カード
『ぷっ』
ケイト「ん?」きょとん
ロイマン「ふっ」
『はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^』
ケイト「?;」
ロイマン「なるほど…
ならば尚更、税を取るわけにもいかんな^^」
ケイト「え?何で?」頭捻る
エイナ「ふふっ…^^
認められたのだと思います」微笑
ケイト「?何を?
今一要領を得ないぞ」眉顰め
ロイマン「互いに持ちつ持たれつで行こうではないか。←ケイトへ右手を差し出す
いざという時は空からの魔物の襲撃の弾除けぐらいにはなるかと考えていた。
何より危険があらばすぐ撃退してくれるとして、日陰になることも飲もうとしていた。
だが実際は異空間とすることで太陽の恵みも奪わず、こちらに食材を卸してもくれた。
いいように動くものだから、何か負い目でもあるのかと勘ぐった。
なまじ力がある分、何でもできる…
君の場合は何でも壊せるのだから、余計にだ…いつ襲われるのかという恐怖もあった。
しかし…何の負い目も画策もない。
あるのはただ…純粋までの好意のみ。
それを知ってもなお、思い通り動くからとして欲しいことをあげていくのは下策。
だからこそ決めたのだ…
兄妹都市として互いを支え合うパートナーとして、正式な同盟が組みたいと。
私は下に見ようとしていた。どうにかして手綱を握ろうとしていた。
君は…それが見えていてもなお、守りたいものの為に遵守することを迷いなく選んだ。
条件が悪くとも甘んじて受け入れ、そればかりかオラリオの為を思い、動き続けた。
その功績は最早計り知れないほど目下に詰まれてあるというのに…信じ切れなかった。
これが下だとして、何をもって上だというのだ。
もう…見誤ったりはしない。
だから…もう一度、チャンスをくれないだろうか?」←縋るような目を向ける
ケイト「そういうことなら…(すっ)←手を伸ばす
大歓迎です!」微笑&ぐっ!←差し出された手を握り返す
ロイマン「…ありがとう」微笑
ケイト「もし足りなくなったら投資するから、ちゃんと伝えて下さい!」
ロイマン「非常時に頼むよ。私にどうにもできなくなった時にね」
ケイト「はい!^^」
ロイマン「何の裏もないというのは……;
助かるが…何やら後ろめたくも感じる」ぼそ
ケイト「?」
フィン「済まない。良くも悪くも素直なんだ^^;」