第53章 メシア・デイ
ケイト「私の場合は…耐える期間があまりにも長かったけどさ。
そのお陰で、今在りのままで居られていること自体が『奇跡』だとより強く感じられる…//←ジョッキの水面を覗き、目を細める
在りのままでいられる居場所なんて、そうないもんだ(天を仰ぐ&苦笑)
でも…お前の居場所は、ここにあるんだろ?」←頬杖をつきながら机を指さす
アーニャ「…そ…それはそうだけどニャあ;」
ケイト「ならいいじゃん^^」
アーニャ「!」
ケイト「無いよりはいい。
たとえどれだけ打ちのめされようが、どれほど辛い想いをしようが、帰ってきた時にぶちまければいい。
お互いいっぱいいっぱいなら、目一杯修業と称して力にしてぶつけ合えばいい。
殴り合ったぐらいで崩れるような半端な関係じゃないだろ?」微笑
アーニャ「……」瞠目
ケイト「例え無くなったとしてもさ…
その時は私の所にぶつけに来いよ!^^(どんっ!)←左拳の親指を自身の胸へ叩き付ける
いくらでも聞くし、いくらでも付き合う!
タイミングが合わない時もあるかもだけど、力になるよ。
だからさ…辛いなら目一杯泣いて、苦しかったんなら愚痴と同時に力にしてぶつけ合わせりゃいい(こつん&微笑)←左拳でアーニャの胸へ小突く
ここでぐらい、押さえ込むような真似すんなよ。
いつものお前…私は大好きだぞ^^
見ていて元気が出るし、何より一緒に居て楽しい…
面白いしな^^♪」にこにこ
アーニャ「………
決めたニャ」がたっ!←立ち上がる
ケイト「んー?何をー?」
アーニャ「また後で教えるニャ!」だっ!!
迷宮全踏破の後、たまたま料理騒動の騒ぎを聞きつけて豊饒の女主人に寄り(1744ページ参照)
それから晩になってから祝いも兼ねて酒を久しぶりに解禁し、共に酌を交わし合いながら酔いまくっていった。
その際の会話のようで、その映像も流された後……
アーニャ「というわけで!
ケイト、責任を取って結婚するニャ!!」えっへん!←仁王立ち&どこか誇らし気
『えええええええええええええ!!!!?;』驚愕
予想していたことが現実となった;