第53章 メシア・デイ
ケイト「ま、まあともかく!
自分を捨ててまでとは言わないけれど…
余裕のある時でいいから、他を自然と助けられる人がいい。
そうすれば…互いに補い合い続けていける。
永遠に…とまでは行かないけれどどこまでも固く、信頼関係が崩れずにさ。
犯罪行為として認知されている言動は自己責任で、って形だから。
もしすれば国外追放だし。1度目は赦すけれど2度目はないという感じ。
まあ…情状酌量の余地があれば、また話は変わってくるけれど」
フィン「そうか…その都度、話し合って解決していこう。
何も君一人で抱え込む問題ではない。国全体の問題でもあるんだからね。
幸せという形もまた人によって変わって来るわけだから」
ケイト「うん!
ならいっそ役所を建てないとってことになるね。
市民であることを示すカードとかも欲しいなあ」
フィン「いっそギルドの支部を建てるとかもありかもしれないね」
ケイト「それいい!そうしよう!!」
それから次の日の予定が矢継ぎ早に決まった。
ちなみに言うと…
アーニャ「責任を持って結婚するニャ!^^♪」
家で待ち受けていたのは…重婚志願者だった。
しかも…
「あー。こちら生放送!
英雄【救世主】への重婚志願者がまた突如現れました!!
と言うのも酒の席のことだそうですが…」
回想↓
アーニャ「ニャあああ;」←机突っ伏し
ケイト「?どうかしたのかー?」半酔い
アーニャ「……
お兄様に叱られたニャ。
この癖もふざけている…お前を片割れなどとは認めないって」
ケイト「んー…まあ、なんだ。
耐えるっきゃない!
そうされるのが嫌でも、一緒に居たいと思うのならって話だけどさ」
アーニャ「むー。そこが問題なのニャ;」う~ん
ケイト「……なら…とことん耐えよう。
どう在っても一緒に居たい人なら、ある程度の妥協は必要で不可避。
耐えて、耐えて、耐え続けて…
それから戻ってきた時に、思いっきり在りのままをぶつければいい。
在りのままでいられる場所でさ^^」