第53章 メシア・デイ
ヘスティア「なんだか…国の経営って大変なんだね;」汗
リリ「能天気な誰かとは大違いですね」じと目←ヘスティア見やり
ヘスティア「むっ!)誰のことだい!?」
リリ「あなた以外いませんよ!」
ヘスティア「言ったなあああ!!」
ベル「その、二人共!;喧嘩はやめて!;」あせあせ
アル「うー?」首傾げ
ディ「あーう?」首傾げ
今一よくわかっていないようで、アルとディは首を傾げていた。
ヴェルフ「そんな膨大な問題…一人で考え込める量じゃないと思うぞ?;」
フィン「僕も頭を悩ませているんだよ(嘆息&腕組)
ケイトの雲王国エリアの発案のお陰で、エリアも拡がったし
まだまだ領民として受け入れ可能となったわけだけれど…」
春姫「今日明日の暮らしがままならない人と言っても
害意ある人、人に対して害を為す言動をしても平気な人もいますし…
その場合、結界に阻まれて入れませんものね」
命「犯罪をまた繰り返す可能性もありますからね。
冤罪ならば無事入れるようになっているそうですが…犯罪者予備軍も入れないそうですし」
ウィーネ「???
…よくわからない」
ベル「まあ…あまり関係のない話でもあるわけだし?^^;」
ケイト「…まあ…いざという時は避難しに来ても大丈夫だから^^;」
『ありがとうございます!!』お辞儀
ケイト「こちらこそありがとう」お辞儀
共にお辞儀し合う中、ハクとキューイが来た。
キューイは音速飛空艇(1411ページ参照)としてのものではなく
自由に大きさを変えれるようになったようで、ハクと同じく小型(全長1.2m)になっており
魔力の質も強さも、ぐんと上がったようにも感じた。
純白のヘルハウンド改め神狼フェンリルのハクと、白いワイバーン改め神竜のキューイ。
白い狼と純白のドラゴンは想像以上の神々しい気配を放っており、平伏したいと思わせる程のものだった。
らしい。
僕達へ擦り寄るハクとキューイに対して
僕はアルを、ケイトはディを抱いたまま撫でる中、周囲の人間は皆平伏し切っていた。
いつの間にか、神獣達も僕達と同じく『神の力』を得たようだ。
恐らく…バトルロイヤルの時のケイトと僕のやり方を見て学び、修業を経てコツを掴んだのだろう。