第53章 メシア・デイ
ケイト「えっと…
ありがとね、踏み潰されないようにしてくれて」微笑
ベル「いえ。
え?え?」
フィン「混乱しているようだね」
ベル「あ!フィンさん!」気を付け←硬直し切っている
ヘスティア「ベル君!今来たぞおお!!」だきぃっ!!
リリ「どさくさに紛れて抱き着かないで下さい!!」ぷんぷん!
ベル「えっと?どういう?」
ケイト「単なる空間移動だよ。それも一瞬のね」
何か、僕の口調が移っているような気がしないでもないけれど…
今は気にしている場合でもないか。
フィン「君と、君のことを心配する者達に範囲を指定してのものだ。
ファミリアは無論、言うまでもなく君を心配していたのが見えたからね」片目瞑
ベル「あ、ありがとうございます!!」ぺこり
フィン「礼を言うならケイトに言ってくれ。
即座にあの場の状況を読んで行動に移したのは彼女だからね」
ベル「ありがとうございます!ケイトさん!!」
ウィーネ「ありがとう」ぺこり
ヴェルフ「ありがとな。助かった。
流石にあれだけの人混みとなると、どうにも話と言うか声が聞こえないというか;」
ケイト「ああいう場って、喧騒に掻き消されやすいからね^^;」
リリ「本当にそうです;」嘆息
命「皆、祭りに集中していますからね^^;」
春姫「何かのパフォーマンスだと思われているようです」汗
ケイト「次はディを出せって言ってるけど…どうする?」
フィン「ともかくだ。
アルを助けてくれてありがとう。
感謝に堪えない」お辞儀
ベル「いえ。頭を上げて下さい!
僕も巻き込まれて行き着いた先でたまたま巡り会ったというか、成り行きですし」
ケイト「それでも助けられたことには違いないよ。
ありがとう」お辞儀
ベル「いえ。いいですから!
領主ですし、そもそも王族に頭を下げてもらうのって!
しかも神に至ったんですよね!?;」あわあわ
ケイト「じゃあ命令する!
感謝の証として受け取れ。
ファミリア8名までの『コクーン往復年間無料パスポート』だ!
期限は再来年の12月31日まで!」
『!!!!?』
リリ「実質無料!!?」瞠目
ヘスティア「オラリオとコクーンの行き来がタダ!!?」瞠目
ベル「ぷるぷるぷる)……・・(唖然)←開いた口が塞がらない
えええええええええええっっ!!!!?;」瞠目&驚愕