第53章 メシア・デイ
ケイト「何も言わず受け入れてくれたことも…とっても嬉しかった!
沢山泣いて、笑って、怒って…色んなことをして……色んな戦いを超えて……(顔を上げる)
だから…フィン…こんな言葉ではまだまだ言い足りなくって、それぐらい沢山想いがあるんだけど。
聞いてくれる?」おず
ぎゅっ
心細そうな眼を向けながら、手を握り締めてこられた。
いつものように…左手で、僕の右手を包み込むように。柔らかく…優しく……
フィン「ああ」微笑&頷
いつもの温もりが嬉しくて、笑いながら頷いた。
ケイト「ありがとう…フィン…
これからも…未来永劫、死んでも付き纏うからね!」ぎゅっ!!
フィン「死んでも、か。
ああ。
覚悟しておいてくれ」
ケイト「え?」
フィン「僕も、元よりそのつもりだ」くす
ケイト「ええ!?;
言われたから真似したんじゃなく!?;」
フィン「頷)ああ。
元より…どんなことがあっても、僕は君と居るよ。
仕事がある時はまた別になるかもしれないけれど…心は常に、君に捧げ続ける所存だ」
ケイト「変態!!/////」
フィン「何故!?;」ぎょっ!!&瞠目
ケイト「いや、だって…」
フィン「ん?」
視線を追うと…僕のあれが目に入った。
それも……大きくなった、あれが…
フィン「………あ」
ケイト「馬鹿!;何でおったててんのさ!!;
フィン「いや、誤解だ!;そういうことを想像してなったんじゃなく;」
ケイト「馬鹿!;馬鹿!馬鹿あああ!!;」
クッションを掴んで伸ばすと同時に、それで必死にバコバコと殴られる中…
地味に痛みを感じた。
というのも…光速以上の動きに伴う『衝撃波』によるものだ;
僕は一先ず御免と謝りながら、ケイトの両手をベッドに縫い付けるよう覆い被さった。
フィン「君は…もう少し罵倒の言葉にバリエーションを持たせた方がいいと思うよ?;」
ケイト「やかましわ変態いいいい!!;(じたばた)
襲われるううう!;食われるうううう!!;」
フィン「違うんだ!!
いや、したいことに変わりはないんだg
ケイト「やっぱりそうなんじゃんかあああ!!;」いやいや!!←頭を振る
フィン「……弱ったなあ…
そういうことをされると…益々襲いたくなる//」ぼそ
テロップ『嗜虐心を煽られている!』
ケイト「変態いいっ!!;」