第7章 恋と自覚
その後、去り際にさりげなく助言を受けた。
明かりを消した後に、実際に剣を手に持ちながら教えてくれた。
ケイト「剣の重さで自然とこうなって落ちそうになるよね?」
フィン「?ああ。そうだね。
物は自分から動いたりはしないから、自分でしっかり持たないと」
ケイト「その動きも含めるんだよ。戦いで」
フィン「?それって一体?」
ケイト「流れるようになるのは、その小さな力を与えただけで自然と動こうとなるその動きに寄り添わせながら、共に加速させるからだ。
これが第二段階目。武器と寄り添い、共に動き、共に流し、共に戦う。
だからこそ最初に言ったんだ。戦友と思うようにってね^^」
フィン「!!…そうか、だから動きに無駄がないように感じたのか」
ケイト「うん。アイズも走りながら緩やかかつカーブ状に方向を滑らかに向きを転換させて、武器と共に後ろへ引きながら逸らして避けることも覚えてる。
アイズとの戦いで猛攻に対して使ったようにね」
フィン「なるほど…確かにそうすれば武器にかかる圧も減る」
ケイト「身体ごと引く。動きに寄り添う。寄り添わせる。共に戦う。
剣を振り下ろすでも、その力を加えずに落ちていく動きを手首の向きを下へ向けさせることでさらに加速させる。
そして剣に加わるであろうダメージも最小限になるよう全身で受ける。
これらが風月流の第二段階目の真髄。まだまだ先は長いんだから頑張って!
アイズにも教えてくる!」
フィン「ああ。ありがとう!」
そうして立ち去るケイトを見送った後、リヴェリアの部屋へと向かった。
さて…土下座の時間だ!(ごくっ!)←覚悟を決めた人
リヴェリア「どうしたいきなり!!;」←ロキを叩きのめした後
フィン「すまない。彼女は性関係のことは全て無知なんだ!
男から教えるのも抵抗がある!君しかいないんだ!頼む!!」土下座
リヴェリア「いや、いきなりそんなことを言われt
フィン「頼む!!」
リヴェリア「いやだから
フィン「頼む!!ケイトの強さの秘密を全て教える!!」
リヴェリア「!!
……それは本当か?」
フィン「ああ。だから頼む!」土下座
というわけで…基本的なことから教えることになったらしい。