第7章 恋と自覚
リヴェリア「武器の自然に落ちる動きを押さえず、その動きに全身の動きを寄り添わせながら加速させる…か。
だからこそのあの目に映らないほどの速度か」
フィン「ああ。武器の自然の動き、落ちる方向に重力と共に力を加えられれば、さらに加速させられるようになる。
と言っても本当は門外不出だ。でも君なら口は堅いだろう?」
リヴェリア「…後で叱られても知らんぞ」
フィン「それに関しては彼女にも教える価値があるとでも言っておくさ。
実際その通りだし戦力増強にはなるだろう。念の為にLv.5以上には教えておくつもりだ」
リヴェリア「…まったく。
お前の周到ぶりには呆れを通り越して感心すら覚える(溜息)
頭の切れを向けるべき方向が違うだろう;」
フィン「いずれにせよ隠し事とはばれるものだよ。
他のファミリアには教える気はさらさらないけどね^^」にっこり
リヴェリア「…まあとりあえずだ。明日の早朝の講習で教えておく」
フィン「頼むよ。おそらく行為の件も知らないみたいだから」
リヴェリア「あの年だ。月経もあるだろうに…何故わからん;」
フィン「ケイトが言うには「子を宿す準備が整った証だ」という所まではわかっているんだが、その言葉をそのまま鵜呑みにしたようでコウノトリ云々は撤回されなかったようだ(お手上げ)
ああなるとどう説明すればいいか困って困って…結局何も言えなくってね^^;」汗
リヴェリア「確かに男から説明されれば変態のように思えてならんだろうな」
ロキ「うちは?」
リヴェリア「断固としてダメだ。セクハラしながら説明する光景が目に浮かぶ」
ロキ「ひどいでほんま!;皆してそこまで言うか!?;」
フィン「ははっ^^;でも事実だよね」
リヴェリア「まったくだ」両目瞑&溜息←腕組みしながら悪態ついている
ロキ「…なんや厳しない?;」
フィン「まあそれは置いといてそろそろ寝よう。夜も更けてきた」
リヴェリア「そうだな」
フィン「おやすみ」
リヴェリア「ああ。おやすみ」
ロキ「よぉく寝て大きくなりやあ~!」
リヴェリア&フィン『…』スルー←胸のことだと考えてしまい何も言えずにいる人達
ロキ「なんか反応返そうや!!;」汗
こうして、ケイトが冒険者になってから2週間目の夜は終わった。
遠征の日まで、あと一週間だ。そろそろ仕上げにかからないとね。