第53章 メシア・デイ
ケイト「……」
フィン「すーすー」
ケイト「…………
(可愛い、綺麗、美しい、愛おしい!
きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!></////////////////」
すぐ間近で寝息がかかってくすぐったいやら、完全に無防備ですやすや寝息を立てるフィンがあまりにも…
そう、あまりにも!!////
フィンの顔って綺麗だよなあ。肌もすべすべだし(なで)←軽く触れる
フィン「ん…」もぞ
ケイト「ビクッ!)…」
しまった、静かにしないと!!;(あわあわ)←焦りつつも動きを全て止めた
フィン「すーすー」
ケイト「…」ほっ←胸を撫で下ろした
湖畔の如く碧々しい目、さらさらとした黄金色に反射する金髪…
ああ、愛おしや//(うっとり)
テロップ『「最早誰?」と言わんがばかりの壊れっぷりである』
アル「うー;」
ケイト「あ;お腹空いた?」
アル「マンマ;」ぐすっ
ケイト「よしよし。今胸を
ぐいっ!!
ケイト「あの…フィン?;」
ぎゅうううううっ!!
後ろからしがまえとばかりに抱き締める力を強めるフィンに対し…
ただでさえ身動きもそうできない体制の為、抵抗などできるはずもなく;
私にできるのは…
ケイト(せめて、アルにおっぱいをあげないと;)そそくさ
ゴム製のブラをたくし上げ、アルへおっぱいをあげること数分後…
得物を狙うハンターの如く目を光らせて今か今かと待ち受けるディが、すぐ真ん前で黙って待っていた。
まるで…得物を狙う鷹の目だった。
小さい頃の私は食い意地が張ってたらしいし、そこに似てしまったのかもしれない;
飲み終えてからゲップさせ、ディに吸わせてみると…アルの倍は軽く飲んでいた。
そう言えば私も人の倍飲んで、そのお陰で二人分丈夫に育ったって言われてたっけ。
エコー写真で心臓が見える頃から太鼓判押されてたとか…まあ、これは今は関係ないから置いといて。
顔や骨格は骨太で私似なのに、髪がフィンにそっくりになっちゃってる;
アルの方がフィンに似たのかな?
でもママっ子だし、見えなくなったらすぐ泣くし…
一体誰にどう似たんだろう?やっぱり人格は別なのかな?(首傾)
う~ん…謎だ。
私は頭を捻るばかりで、答えも見つからなかった。