第52章 メシア・デイ・イヴ
女性から断末魔を思わせる黄色い悲鳴が上がる中
神フレイヤは「ならいいでしょう?」と言い、アルとディの座る乳母車へ近付いた。
その頃には既にリヴェリアとアイズがアルとディを抱き上げていた。
フレイヤ「ママと呼んでいいのよ?」←アルの頬をつつく
リヴェリア「ママと呼んではくれないだろうか?」
ティオナ「気軽に呼んでいいよー^^♪」
アル「ママいっぱーい!^^♪」きゃっきゃっ
アイズ「ママだよ//」
ディ「う?」きょとん
アスフィ「その、気が早いですよ?
ああ、それでも先にヘルメス様を探しに行かなくては;
非常に残念ですがこれで」
ケイト「あ。頑張ってー!」
リュー「では私も。
ミアお母さんが待っているので」
ケイト「ああ、人も多いしさぞかし地獄の時間が…;」
リュー「ええ;では」
さっ!
二人が去った後、残されていたのは…
ケイトと僕への重婚を願う者達が挙ってアルとディを囲んでいた光景だった。
ともかく引き剥がそうとした矢先、信じられない言葉が聞こえてきた。
アル「ハーレム^^♪」
ディ「よりどりみどり!」
『!!?;』
アル「ちこうよれ!あたまをあげよ!」
ディ「しゅちにくりん!」
『!!!!!??;』
アル「わしもあいしておるぞ!」
ディ「げっへっへっ。ねやでかたらおうぞ!」
『!!!!!!??;』
レフィーヤ「なんて言葉教えてるんですか!!!;」←ケイトへ詰め寄る
フィン「さっ!)いや、待ってくれ!←ケイトとレフィーヤの間に割り込む
常に一緒に居たがそんな言葉を教えていることは一度も…;」
ケイト「はっ!(瞠目))待て!!!」
その言葉が響き渡った直後…
周囲は水を打ったように静まり返った。
『………(シーン)
?』
ケイト「わし?…
アル…今、わしもって言った?」
アル「?
ん!(こっくり)
わしはアルルェーチェのまつえいぞ!」えっへん!!
ケイト「わかった!!犯人の目星は付いた!」キラーン!!
『ええ!?』驚
フィン「ああ。僕もわかったよ;」
よりによって…何でそうなるんだか;
常に寄り添っていた僕達が管理していない頃と言うと、寝入っている時。
きっと教え込まれたのは十中八九僕達が寝ている夜中しかないだろう。
最近夜泣きが減ったと思ったら理由はこれか;