第52章 メシア・デイ・イヴ
精霊王「ふっふっふっ…アルとディは覚えが早いのお♪
次はどんな言葉を教えようかのお^^♪」ふふっ
「上機嫌ですね」
精霊王「それもそうじゃろう。
わしにとっては孫、ケイトも孫。愛しい愛しいわしの家族よ♪」
「…;
少しは加減を弁えなければ大変な目に遭うと占いに出ていますよ。お気を付けt
精霊王「はっはっはっ!
そんな大変な目など跳ね返してくれるわ!^^」かっかっかっ!
その直後、異変は起きた。
ずばっ←(精霊王の背後に位置する)空間が裂ける音
周囲『へ?』きょとん
精霊王「む?どうした?」←見えてない
ばっ!←異空間から右手が伸びる
ガシッ!!ぐいっ!←精霊王の背を掴み引きずり込む
精霊王「ぎゃあああああああああああ!!!;」
周囲『精霊王様ああああああああああああああああああ!!!;』
テロップ『精霊王は連れ去られた!!』
テロップはタイミングよく、遥か彼方の中空から近付きながらドアップで現れた!
どこまで殴り飛ばされたかと思えば、精霊王の森まで吹き飛ばされていた!!
テロップ『どさくさに紛れて私も帰ります!!』キラン
ケイト「お前は来るな!!」
ごすっ!!
テロップ『そんなご無体な!;』
周囲『自業自得だろう…;』
そうして…精霊王は雲王国の一角へと連れ去られた。
ケイト「ねえ…じっちゃん……
聞きたいことがあるんだけれど、いいかなあ?^^」黒にっこり
『!!;』ぞっ!!←真っ青
精霊王「な…なんじゃ?;」強張り&がくがくぶるぶる←何故かその場で正座中
ケイト「何でか私が教えていない言葉をすらすら言えるようになってるんだ。
覚えがない?^^」
精霊王「知らん!
わしは知らんぞ!
ハーレムなど教えてはおらん!」
ケイト「ほお」
精霊王「本当じゃ!信じてくれ!;
どんどん吸収が早いから面白がって手当たり次第に教えてなどはおらんぞ!!;」
フィン「ケイトと同じで隠し事が下手なタイプでよかったよ…;」瞑目&苦笑&腕組←安堵の溜息零し中
精霊王「!?;
(はっ!)←自分の言った言葉を思い出して察した
わ、わしは何も言っとらんぞ!!?;」あわあわ
今更言っても何の説得力もない…;