第52章 メシア・デイ・イヴ
その頃…所変わって、魔導列車では……
ベート「くそっ。混み過ぎなんだよ」
ラウル「だから瞬間移動ゲート使った方が早いって言ったじゃないっすか;」嘆息
ベート「うるせえ!
いきなり現れたら大変だろうが!!
ただでさえ急な変化によえぇのに大所帯で行けるか!」
『………
(要するに…
前々から言ってないのに、いきなり行けるかってことじゃ?;』
ラウル「……ベートさん…気の使い所、間違ってるっす;」
ベート「あ!?;」
アキ「いつものことじゃない;」嘆息
ベート「黙ってろ!」
テロップ『ツンデレ狼』
ベート「黙れ!!・・」
ラウル「何でテロップにまでツッコんでるんだか…;」
アキ「それより…あれって何?」
ラウル「?…雲…っすよね?」
ベート「瞠目)!!
何だ…あれ」呆然
魔導列車を出てすぐ、見えた光景に周囲は呆然として…固まっていた。
そして理解すると共に、ざわめきがピークを通り越した。
ケイト「今頃、雲の王国に驚いてるかなあ」
『雲の王国!?』
ケイト「結界の範囲を広げたんだ。
雲まで包み込んで国の一部としてね?
雲と、動物の動きについて相談されてさあ。←1880ページ参照
動物の動きが観察と研究ができるのは学び舎の研究科に死霊も情報もあるから、そこを提示した。
後は雲だけだったから、雲に触れれるようにすれば大丈夫。
それで建物を作ったり色々考えている内に思ったんだ…
雲で造ったものは…全てタダ!・・(にや&キラン)←そこはかとなく黒い
雲は水蒸気の塊、それを触れるようにしつつ!
固めにしたのは丈夫な家具や壁等、柔らかめのはクッションとして利用すればなおよし!!
赤ちゃんが伝い歩きした時に衝撃吸収マットとして使えるし、収納場所は一切取らない!
水蒸気だから好きに形を変えられる!」
『おおー!』
フィン「ああ。
王ドラが一緒に遊ぶ時にお礼に出してくれた雲固めガス
ケイト「そこは言わんでいい!!;」
ティオナ「えっと…わんどらって誰?;」
リヴェリア「渡った異世界にいた人物だろう。
そのガスを使って固めていたと推測できる」
ガレス「なるほど。
その時、既に原理を理解しておったから再現できたというわけか」
それから後…違うことへと話を移行させた。