第7章 恋と自覚
ケイト「好きで仕方ない、好きで堪らない。好き以外の何も出てこない!!//
こんなこと初めてで一体どうしたらいいのかもわからない!顔から火が出るみたいに変なんだ!!
恋だとか勘違いされたあの時と全然違うんだ!
フィンのことを考えるだけで苦しくなるしドキドキするし好きで堪らない気持ちばかりでいっぱいになるし心が変になったおかしくなった混乱した狂ってる、どうしようリヴェリアああああ!;」←半泣きになりながら縋り付く
リヴェリア「…;
とりあえずお前が正気なことはわかった」
ケイト「どこが!?;こんな感情のタイフーンの中に居る心のどこが!?;
大嵐なんだよ!?;全然止まったりも落ち着きもしないんだよ!?;」
リヴェリア「落ち着け。
お前はまだ…恋を知らなかった。それだけだということだ」
ケイト「恋?//(とっくん)
…このドキドキが…恋?//」胸に手を当てる
リヴェリア「ああ。そうだ。
世間一般の言う所、ときめいているというものだろう」
ケイト「とき…めく」
リヴェリア「今までお前は、そういう風に護ってくれる相手がいなかった。
だからこそ余計に…沢山の感情があるのだろう。
真剣に向き合い、案じてくれたからこそ、共に歩む上で最上の相手だと思っているはずだ」
ケイト「こくこく)うん!」
リヴェリア「恋だという自覚がないのは、そういう類の内容に対して慣れも免疫もないからだろう。
初恋自体もまだだったから余計だ。違うか?」
ケイト「あ、合ってる!//」ドキドキ
リヴェリア「まずはそうだな…
手を繋がれるとどう感じる?」
ケイト「安心する。でもちょっとドキドキする//」ぽっ
リヴェリア「キスされるとどう思う?」
ケイト「キ!!!??///////」ぼぉん!!
リヴェリア「ハグでもいいぞ?想像してみろ」くす←温かい目
その瞬間、あの時の場面が脳裏によぎった。
街の人と再会して、それだけでフラッシュバックを起こして、心ごと精神も全てが潰れかかっていた時に、フィンが私にしてくれたその温かな感覚も…