第51章 学び舎
私だけ水着に着替えていなかった為、着替えた後
直接指導を行い続けた。
結果として…どっちにしろ即座に溺れた。
というより、即座に脊髄反射の如く沈んでいく様だけはどうしても消せなかった。
アイズがロキ・ファミリアに入ったのは9年前…
当時は7歳で、リヴェリアに見てもらっていたそうなのだが…躾が、あれだったらしい;
よもや脊髄反射の域に達するまで残ったままなどと、誰が思っただろうか…;
ケイト「背泳ぎもありだけれど、あれは進行方向のが見えないし、確認の為の動作もできないしすぐ沈んじゃうからなあ~;」う~ん
考えること十数秒後…
申し訳なさそうに俯くアイズに対し、一番得意な泳ぎを教えることにした。
ケイト「なら日本泳法を教えよっか^^」
アイズ「!!
えっと…?
何?」首傾
ケイト「日本泳法。
今でいう極東のもので、前世の私が得意な泳ぎ方の一つだ。
横向きで泳ぐから体への負担も少ないものが中にはある。
『のし』と言うんだ」
アイズ「???」
ケイト「横泳ぎとも言う。
実際に見せた方が早い。
やり方を教えるから、体で覚えてくれ」
アイズ「!!//
…//(目を逸らし)
手取り…足取り?//」おず
ケイト「ああ^^(こっくり)
今夜は寝かさないぜ!b」キラン
アイズ「ドキッ!!)////」
ケイト「?何で赤面してるの?」きょとん&首傾げ
アイズ「ドッドッ!!)~~っ///////
何でも…ない…///」顔逸らし&ぶくぶく←口元を水に付ける
ケイト「?」眉顰め
テロップ『紛らわしい!!』
ケイト「えっと…横泳ぎとも言ってね。
このように、必ず右か左を上にするんだ。
入れ替える際は仰向けに浮いてやればいいから、必ず沈まないし視野も広く得られる」←実践中
アイズ「////」ぽー
ケイト「あの…アイズ?;」
アイズ「//////…大好き////」うっとり←ケイトにゾッコン
ケイト「?;」怪訝
テロップ『肝心のついてこなければいけない人が、ついていけてない!!;』
ただ実践して説明しているだけなんだけれども…;
あ、細かい動作も教えないと!