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Unlimited【ダンまち】

第51章 学び舎





フィン「版権とは著作権のこと。
つまり、特許権のように登録しなくとも、創作した時点で発生する権利だ」

ケイト「どういうこと?」

フィン「本人が生み出した時点で発生する権利というわけだ。

特許権も著作権も、知的創作物に与えられる知的財産権の一種なんだが…
大まかに違いを言うと…


特許権とは、「アイデア」という独自の発想を保護の対象にしている。

それとは違って、著作権は「表現」を保護の対象にしている。

特許権は著作権に比べ、非常に強い独占的な権利になっている。

と言った感じだ」


ケイト「なるほど…

著作権は表現だけに縛られるが、特許権はアイデアも込みで全て本人のみのものと認められるわけか。
申請してから時間がかかるわけだけれど、異例の早さだったよね」

フィン「ケイトは世界初の神へ至った冒険者だからね。
僕は2番目だ」

ケイト「ギルドなりに気を遣ってくれてるのかな?

そもそもアスフィが言い出さなきゃ知らなかったし」←1844ページ参照

フィン「僕も調べて驚いたよ。
(ケイトの為に生み出されたんだろうけれど…」

ケイト「私は発明品を生み出すだけ生み出してそれで終わりだったし;
売り出すのも全部アスフィに任せっきりになっちゃったし;←1784ページ参照

その時から特許とか、色々やってくれてたんだろうなあ。
それによってお金があんだけ入ったわけだし…;」

フィン「…また、お礼に何か送ろうか」

ケイト「そうだね」


その日の内に…

『これでリフレッシュして』というケイトの書き置きと共に、新たな発明品が送られた。



アスフィ「!!!

何です…これは!!」たじっ!

部屋に直接瞬間移動で送られていた袋をがさがさと開けると、出てきたのは…


ケイト考案の抱き枕、それも…

永久浄化効果付きで短時間でも効率良く質の良い睡眠を提供。
なおかつ自然な安眠へ導く浄化清浄機能付き、睡眠時に体の調子を全快へ持って行かせる。


僕のアイデアからケイトをプリントさせた人型のもので

ケイトと同じく
外表は柔らかく、内は骨と筋肉で硬く、常時温かいものとした。



心行くまでしっかり安眠でき、疲労も完全に回復したそうだ。

後に、新たな発明品として特許申請され、大繁盛となるのだが…それはまた別の話。


テロップ『幸せそうに抱き締めていた』


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