第51章 学び舎
フィン「それを把握させる為にあるのが中等部というわけか…」
ケイト「うん。
細かいことを一つ一つこなしていって、高等部に上がるまでに全て明かしておく!
自分の性質を理解した上で成人した方が、より視界も拡がるでしょ?」
フィン「そうだね…
わかるまでに時間がかかることもあるわけだし…」
ケイト「実の所を言うと、初等部で洗い出したかったんだけれど…
流石に0~3歳には細かい作業なんて無理でしょ?^^;
いうことを聞くこと自体、難しいわけだし、基本自由だし…」
フィン「頷)確かに。
検査をする所では無いね」腕組
ケイト「はっきりと個人差が出だすのは5歳以降だし…
だからそういう風に分けることにしたんだ」
フィン「そういうことか…
予め意図を伝えてくれないと、やはり語弊が…」
ケイト「ごめん;気を付ける;」
フィン「いや、僕も察せなかったわけだから…済まない。
そしてありがとう」
ケイト「こっちこそありがとう。
でも…お金バンバン減っていきそう;」
フィン「利益で余った分は国の資産として蓄えられている。
ゆくゆくはそちらへ移行していく方針で」
ケイト「なるほど。わかった」
フィン「…特許というより版権だね」←1636,1844ページ参照
ケイト「?どういう違いなんだろう?」首傾
フィン「特許権などの産業財産権はギルドでの厳しい審査を経て、登録することで権利が発生する」
ケイト「産業財産権?」
フィン「産業財産権とは特許法、実用新案法、意匠法、商標法からなる「工業所有権四法」と産業活動に関連を有する知的財産関連諸法を指す」
ケイト「????;
知的財産はわかるけど…え?;
特許じゃなく特許権?;
商標法?いしょーほう?じつよー?;」おろおろ&ぷしゅうううう
フィン「まずはそこからか;」
ケイト「言葉だけでわかるかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!;;」
半泣きになって混乱するケイトからちゃぶ台返しを敢行される中
咄嗟に上に置いてあった紅茶の入ったカップを零さず空中で取った。
僕のわかることがわからないのが悔しいのかな…?;
まあ、いっぺんに言ったら初心者にはわからない単語ばかりだから混乱するのも無理はないのだけれど…;