第51章 学び舎
特別学び舎、別名『特等部』。
研究科、発明科。
この二つは合同チームを各々作成し、新製品を生み出している。
ケイト「勉強とかもある。
研究、制作費要はこっちが持とう。
1000万ヴァリスかな?」
『多い多い!』
ケイト「億かな?」
『多いって!;』
ケイト「それで皆の負担がより軽くなるならそれに越したことはないじゃん。
年に50億出そう」
『500億円!!?;』ぎょっ!!←極東の人達
年に出す金額について話し合っていた際
凄まじい金額ばかり言い出すケイトに、驚きを隠せず卒倒する人まで出る始末だった…;
初等部では妊婦に出産に向けて子育てのノウハウを教える。
0歳から3歳までの育て方の相談なども受け付けている。
それについても討議会があった。
ケイト「ママが居るだけで楽しい、離れるのが嫌だ。
そう子供から訴えかけてこられた場合は、それ以外での楽しみを与えればいい。
他の子と遊ぶ経験、その楽しさを知らないからママに依存しやすくなる。
どうしても親は先に死ぬ、他の人との付き合いの方が長くなるのだから。
赤ん坊と親の人生は別。
本人に合わせるべき。本人には本人の人生があるし、思想も目指す理想も違う。
ちゃんと見て、話し合って、向き合って、その上で考慮すべし。
後は…ひたすら試すしかない」
フィン「……」
ケイト「考えるより試せ!
何が合ってるかは実際にやってみんとわからん!」
フィン「……そうだね」
目から鱗のようで、聞いた皆が固まっていた。
子育ての件についての討議会、その際での話し合いでのことだ。
ケイト「赤ん坊から既に個性や性格があるから。
それに合わせた方法を一緒に見つけていきましょう!」
『はーい』
「本の通りにしても合わなくって」
ケイト「やるしかない。
見つけ出すんだ、手探りで。
子によって正解は違うんだから」
『……
確かに』
「泣き止まないんですが;」
ケイト「理由ないね」
『!?』
ケイト「こういう風に上下左右に揺れるのが苦手って子も居るから
椅子とかに座って、じっと寄り添い続けるでもありだと思う。
こうやって」さすさす←赤ん坊の背をさする
「うと…うと…)
……すーすー」←寝た
『流石…』唖然