第50章 秘密
ケイト「!!…フィン?」
フィン「僕は…『君の神様』になりたい」ぎゅうっ
ケイト「!
…もう…なってるよ。お互いに^^//」
フィン「!
//(ほら…)
ありがとう^^//」
いつも、そうやって…
欲しい答えを、必ずくれる。
相性も、何もかもが…歯車のように、互いにがっちり合っていた。
決して離したくないと、放れたくないと叫びたくなるほどに…
互いに求め合うまま、抱き締め合っていた…
魂から、心から…霊体も、魂も、互いの全てが…ただただ、ひたすらにお互いを求めていた。
その内、アルとディはいつもの温もりに安心したのか眠りについていた。
それから話題を変えた。
もう、あんな人達のことは…頭から外そうと、そう心に留めながら……
フィン「新しい発明品は?
君のことだ。
またできたんじゃないのかい?」にや
ケイト「うん!^^
聞いて驚け!空飛ぶ絨毯だ!!」
フィン「…ドラメッドの影響だね」じと目
ケイト「いやいや、そういうんじゃなくって!!;」あわあわ
元ネタを知ってるから訝しむ中、必死にケイトは説明した。
ケイト「緊急馬車の空版!
人混みの中の時大変らしいから作ったの!!
スカイボードと同じく乗ってから起動。上に乗った全てを無重力とする。
結界が周囲にあって、何かに衝突した瞬間球状になって衝撃を逃がす。
衝撃を吸収すると共に、中と外の両方に対しての『緩衝材』になるんだ。
次に風魔法や光魔法による加速。
風魔法は高速、光魔法は音速から光速って感じ。
いっそすり抜ける機能も付属させればいいんだけど、生き物に対しては流石に難しくってさ。
だからこその瞬間移動式絨毯!
これが緊急用のでね?
さっき説明してたのが観光用。
でも人数制限つけてるんだ、悪用されたら大変だから。
瞬間移動式は座標と高さで位置を把握する機能を有してて、大怪我した人は周囲か自分で緊急用のを呼んでもらう。
その為にも携帯へ緊急用新規機能としてアップロードしないと。
緊急ボタンを押すと同時に発信源へ瞬間移動、乗ってから再び押すと治療院へ。
それも重複しないよう絨毯1つ毎の指定場所をアミッド達と相談して作って」ぶつぶつ←顎に手を当て考え込む
フィン「…深いね、相変わらず;」
予期せぬ発案に、冷や汗交じりに感嘆するばかりだった。