第7章 恋と自覚
フィン「どうしよう…」頭抱
リヴェリア「!どうした?この編成に問題でもあったか?」
フィン「違う…断られたら立ち直れないかもしれない」ぼそ&がっくし
リヴェリア「!?;責務に勤めろ!」
フィン「いや…すまない。ちょっとだけ時間を空けてくれないか?;
書類仕事なら何とか手にはつくけど、これは…考えただけでキツイ;」ぐす
リヴェリア「半泣きだと!?;あのフィンが!;)
そ…それほどまでにきついのか?」
フィン「いや…ちょっとだけ可能性を考えただけなんだが…キツイなんて次元を飛び越えるぐらいにキツイ。
死にたくなるほどに」
リヴェリア「そ…そうか;
仕事には冷静に対処する必要があるからな。
冷静さを欠いた今では話にならないだろう。今は落ち着く為に時間を当てた方がいい」
フィン「ああ…ありがとう^^;」
リヴェリア「しかし涙を浮かべるほどキツイのか…色恋沙汰とは厄介なものだな;」溜息
フィン「そうでもないよ…お陰で幸せだ^^//」ふふっ
リヴェリア「……よし。それなら仕事もいけるな」キラン
フィン「謀ったな!?;」
リヴェリア「現を抜かすお前が悪い。今は仕事に専念しろ」片目瞑り溜息
フィン「でも…こんな形でティオネの気持ちがわかるなんてね。ちょっと心が痛いよ」苦笑
リヴェリア「そう思うのなら遠征の計画を綿密に組め。色恋沙汰で全滅などすれば堪ったものではないぞ」溜息
フィン「そうだね(溜息)
さてと、そろそろ一肌脱ぐとしますか」肩回
リヴェリア「大いに脱いでくれ。一人で」
フィン「なんだか厳しくないかい?;」
リヴェリア「命が係わる遠征の計画立ての際に言い出すお前が悪い。時と場合を考えろ」
フィン「リヴェリアに窘められるとは…僕も焼きが回ったものだね」ふっ
リヴェリア「そう思うのなら仕事をしろ。話にならん」
フィン「ごめんごめん。今から集中するよ^^」
リヴェリア「逆に言うと、それまでは集中できていなかったのだな?【勇者】ともある者が色恋に浮かれるとは」溜息
フィン「あっはっはっ。人間臭くていいだろ?」
リヴェリア「いいから集中しろ!」
そう折檻されてせかされながらも、仕事を進めていった。