第7章 恋と自覚
ケイト「だから私ははっきり言う。
神様から聴いて実在したかどうかなんて問題じゃない!ましてや鵜呑みにする必要なんてない!!
何年も信じ、共に歩み続けてきた神を信じられなくなったことこそが問題なんだ!
一番持つべきなのは、心の中に居るフィアナと共に歩めること!!(ぐっ!自分の胸元に親指を突きつける)
それができるかできないかだけだ!!!」真剣
一理ある…種族全体が腐りかけた。
『実在しない?それがどうした?
この心の中に、受け継がれてきた想いの中に居るだろう!?』
そう突っぱねるだけの力が、他の小人族の中に無かったというだけだったんだ。
その投げ付けられた言葉の中に、その想いを確かに感じた。
君って人は、本当に…どこまでも……
フィン「ぷっ…ふふっ…^^」くすくす
ケイト「?え?何?どうしたの?」
フィン「あっはっはっはっはっはっはっ!^^」
ケイト「まさか私変なこと言った!?;おかしなこと言った!?;」おろおろ&あわあわ
ぽんっ(ケイトの肩に手を置く)
フィン「いいや。素晴らしいことを教えてくれたよ^^」こつん←額に額を重ね合わせる
ケイト「え?え?;」←意味がわかってない
何でだろう…不思議な気分だ。
もっともっと…君のことが、好きになった^^//(くすくす)
そうか…だから僕は、君に惚れたんだ////←深く強く自覚した
ケイト「?(何で笑ってるの?しかも愉快そうに」
フィン「僕はどうやら、君のことが好きで堪らないようだ//
君が罵られていると怒りを覚える。
逆に他の男に大切にされていても怒りを覚えてしまう。
…生涯、君の隣で支えたい。いいかな?」
ケイト「………」
理解が追いついてないようだね。告白だと。
ケイト「//」ぼしゅー!!
あ、気付いた。
ケイト「え?え?//」おろおろ
よし、今だ。追い打ちをかけよう!(キラン)
フィン「僕と夫婦になってくれないかな?^^
君を生涯護る為に」きっぱり
僕の夢は一族の復興。もう一つは嫁探し。
その内の一つの夢は叶った。
見つけたんだ。生涯隣に居て欲しいと望むパートナーを。
そしてそれは…目の前にいる、君(ケイト)だった――