第49章 真の力
ケイト「退屈しのぎのつもりだったり、冗談のつもりだったり…
されてる側からすれば孤立、距離を置かれる一番の要因で、友も何もできるわけもない。
それだけの時間を潰しつつ、よりいじめられたそれや自分にとって都合のいい情報を与えて、人と自ら関われなくなるよう追い込んだ状態を逆手に取って、その間に人海戦術で人へ悪という虚像を建てる。
そしてなお孤立していくように追い込み続ける。
それだけのことを時間と手間を掛けてこつこつと自分の味方を増やして、中傷する同士を集って
いじめられっ子の味方を削がして減らして、全員が敵という構図を造り、全面に押し付ける。
居場所をなくし、奪い、風評を立て、過去のそれを盾にし、何をしても許される免罪符として相手の気持ちは全て無視。
自殺しようとするそれでも平気で無視。人の命を軽んずるばかりか人生まで滅茶苦茶にする。するだけしておいて、責任は全て一切取らない。
謝る、声を出す、それだけで全てチャラ。
何年分のそれも、それまでの日常によって身に付けらされたそれも、それらによってできていたことまでもができなくなる!
それらの障害も全部なかったことになる。
子供ということを盾にして何をしてもいい。
いじめは殺人だ、それも謝罪一つで許されて当然。
そんな価値観を持つ輩がいじめを引き起こす。軽く見てるんだよ。
そんな輩なんぞ生きてる価値なぞない。百害あって一利なし。
更正の余地など一つもない。
潰された可能性、踏みつけにされ続けた時間、擦り付けられた習慣、それらは簡単には消えない。
その罪の重さも理解せず、人の人生を壊すだけ壊しておいて笑う。
いじめた輩には楽しんで欲しいとは思わん。正直…人が苦しむ様を見てもなお、友とのそれを謳歌して自分だけよければいい、遊べる神経を持っている。
集団戦法で、自分一人だけがおかしいと追い込む、味方を削る、
おかしいと思わせて、そうされるのが然るべきと、普通とさせる。
そんな奴等を受け入れるぐらいなら死んだ方がマシだ!」
非常に毛嫌いしているようにも見える。