第49章 真の力
教育理念について話し合おうと切り出すと…あることが強く言われた。
ケイト「いじめをした奴等は死罪」
フィン「一度目でそれはちょっと…;」
ケイト「それぐらいしないと無くならない」
フィン「恐慌政治になるんじゃ…?」
ケイト「根絶させるには主犯を捕らえて、皆の目の前で殺す。
それぐらいしないと絶対にやめない。
お天道様は見ている、
そう教えた所でこの世の内にはわかりようがない。
あの世に行ってからわかることだし、人為的に罰が与えられなければわかるわけがない。
いじめっていうのは単なるいじめっ子のエゴから始まるものだ。
いじめられっ子が自殺しても止めない。そんな輩は死人をじゃんじゃん出すような真似をして楽しんでるだけだろ。生きてる資格もない。
子供に自由をって政策にすれば、どこからが犯罪なのか境界もあやふやのまま。
それをいいことに何やってもいいって付け上がる連中が多すぎる。
具体的な例は既に出してある。
後は…それを実行に移す輩を取り締まるだけだ。
子供がやることだから、そう理由をつければ自分の子供は死んでいいのか?
いじめを苦に死んだ連中の親に、同じこと言えるのか?
子供でも何でも、自分の行動の責任持たずにしたそれは全て許されて当然か?
そんなわけがあるか。益々助長して手が付けられなくなるのが落ちだ。
頭から叩く、それしかない。
子供の内はどんな犯罪行為でも許されて当然だと思っている。
いじめは犯罪、死をもって償うべき。
それぐらいしないと無にはならない。
でもまあ…差別問題に発展するかもしれんなあ。
格差を生んじゃうよなあ…;」
フィン「そうだね;」腕組
ケイト「いじめをした輩は全員採用不可っていうのは…流石にダメ…じゃないかも、自己中が異常に多いし。
そもそもがいじめられる側の心境も何も考えてないからこそできる行為だし…」
フィン「される側の気持ちを考えていないからこそできる行為でもあるからね」