第49章 真の力
精霊王「…これを受け取れ」
ヒュッ!
パシッ!
フィン「?何だい?」
精霊王「卒業証書、のようなものじゃ」
フィン「?…イヤリング?」
精霊王「ペンダントにでもして首から下げておくといい。
前々世の主に渡したのと同じものじゃ。
こちらへの瞬間移動、その魔術式も組み込んでおる。
いつでも来い」
フィン「…ありがとう」微笑&ぐっ
精霊王が投げてよこしたもの…
それは、信頼の証で…人間の中で、ケイトと同じく最大級の評価を得た証だった。
帰ると案の定…痛みで飛び起きて悲鳴を上げるケイトを抱き締め、僕は力を解放した。
ケイト「なんかすっごく体の調子がいい!今までにないくらい!」微笑
そう喜び叫ぶケイトに対し、僕特有の力の説明をした。
ケイト「それってさ…たまの裏まで?」こそこそ
フィン「君にはなかったはずだけど?^^;」
ケイト「ないものまで見えるほどにって意味」
フィン「あー…まあ、そうだね(遠い目)
(前世と前々世の頃を思い出すなあ…
真っ赤になるのを見て面白がられていたけれど、まさか逆に反応を見て面白おかしく楽しめる時が来るとは思いもしなかった^^;)
1つ1つの細胞を丁寧に見たからね。
君という存在全てを余す所なく^^//」
ケイト「魂から?」
フィン「うん」頷
ケイト「霊体まで?」
フィン「勿論^^」にっこり
ケイト「変態!//(どんっ!)←両手で弾き飛ばす
馬鹿っ!//;」
フィン「そうでないと、ちゃんと全部治せないだろう?^^;」
ケイト「余す所なく全部見られた//;;(わなわな)
…お嫁に行けなあああい//わあああん!!///;」←両手で顔を覆い泣き崩れた
フィン「もう嫁に来ているだろう?^^;」
ケイト「あ、そうだった」はっ!
フィン「ははは^^;」
ケイト「…フィン…責任取って」
フィン「ん?;
何をすればいいんだい?;」
ケイト「抱き締めて寝て。
もし悪夢を見て塞ぎ込んだとしても、きっと立ち直るから。
それまでずっと、抱き締めてて」
フィン「それは…用を足す時も?」
ケイト「一瞬でも離れたら自殺するから覚悟しといて!」
フィン「ああ…弱ったな^^//;」ふふっ
背に腕を回して抱き締め…困りながらも用を足す際どうするか考え込んでいた。
結果として…こうなった。
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