第7章 恋と自覚
それから修業に明け暮れつつ、遠征のそれを考えている内
アイズ達と一緒になるよう組んだ。男の中に入れるのは流石にね。
ああ、ダメだ…これが嫉妬という奴か…;確かにこれは中々に来るものが;(頭抱)
コンコン
フィン「?誰だい?」
ケイト「ケイトです」
フィン「ああ。ちょうどいい。入ってくれ」
ケイト「失礼します」
ガチャ
ケイト「えっと、遠征のそれが気になって…って大丈夫?;」汗←頭を抱えているのを見て心配になった人
フィン「君に心配されるようじゃまだまだだね、僕も;」片目瞑&溜息
ケイト「え!?;それってどういう意味!?;」
フィン「いや、特にさして意味はないよ。
君はアイズ達と組んでもらうことになる」
ケイト「んー。フィン達とも一緒がいいなあ、同じヒューマンだし」ぼそ
フィン「それは一緒だよ^^
あくまで50階層以降の強竜(カドモス)戦の話だ。
言っとくけど僕はヒューマンとは別種族だからね」
ケイト「え?!嘘!?;
フィンってヒューマンじゃないの!?」
フィン「逆にどんな子供だと思ってたんだい?^^;」
ケイト「いや…ただ単にその種族について知らなかった」
フィン「じゃあ今から教えようか。
僕の種族は小人族(パルゥム)、成人しても子供程度の姿を持つ種族なんだ。
だから見た目だけでは実際の年齢が分かり辛い。もう40を超えている」
ケイト「ええ!?;うっそお!?;」
フィン「あっはっはっ^^
ビックリした?42歳だよ」
ケイト「うん。すっごくびっくりした。
でも同時に納得もした」
フィン「?え?」
ケイト「だって…すっごくたくさん知ってるから。年の功って奴だね!」ぐっ!
フィン「くす)…うん、そうだね」微笑
純粋な反応に、僕は驚きながらも素直に喜んだ。
そういう風に向かい合える人が少しでも増えればいいんだけど…//(ぼそ)←内心で呟きながら溜息をつく
ケイト「?」首傾