第48章 死
フィン「君はもう少し…人との不幸に落ち着きを持って接して欲しいな?^^;
他人事なんだからさ」
ケイト「私には無理だ!!!;」
フィン「自己中よりはマシなんだけれど…;(思案顔)
あー…困ったなあ…;」腕組
ケイト「何!?何すれば力になれる!!?」ずいっ!!
フィン「ケイト…頼むから…;
せめてもう少し、人と自分のそれを入れ替えてくれないかな?;
「人のことは自分のことのように心配するくせ、自分のことなのに他人事」と言うのは…;」
ケイト「そんなのどうでもいい!!
お前達が幸せでなきゃ意味なんざあるか!!!
減棒なんぞ断じて赦さん!!;駆け回ってくるううう!!!;」
『その前に食べろ!!!!&その前に食べんか!!!!』
そんな食堂でのやり取りから数分後…
コクーンの家への帰途についたわけだが…それまでの間、道中であることを伝えた。
『領主様の大事』ということで、初期にコクーンに呼び集められていた全員が即座に動いた。
協力して同盟国以外の各国にまで駆け回り、必死に動いて集めに集めていたこと。
アルテナ、ラキア、以前同盟を結んだ国に留まらず
同盟を結びたいと思っている、思っていない国に拘らず…
全国各地へキューイと共に回り、他はコクーンとの同盟各国にある瞬間移動ポータルで往復した。
その上で、あれほどの魔力特化の人数が集まっていたのだということを。
その話を聞いた直後、ケイトは全国各地へ直々に嘆願しに行き
仕事を抜け出した件は減棒もお咎めもなしとなった。
それから帰った後…
家の台所へ移動して椅子に座り、なおも目の前の食事と睨めっこを続けていた。
ケイト「………」
アイズ「食事、手を付けないの?」
ケイト「……気分が…優れないというか…胃が、さっきから熱くって…痛くって……
ごめん、とても食べれる状態じゃない」しゅんっ
ティオナ「!じゃあ、声を張り上げて言っていたのは…」
ケイト「それぐらい辛くて余裕なかったから…ごめん;」
ティオネ「何度も謝っていたのは、それについていけてないことへの苛立ちもあったってこと?」
ケイト「うん;」
ティオネ「馬鹿ね(嘆息&腕組)
そんなのわかってたら誰も押し付けないわよ(片目瞑)
最初から言いなさい!」嘆息&両手を腰に当てる
ケイト「はい;」項垂れる&ずーん