第48章 死
精霊王「差別もしなければ押し付けもせん。
そこがお主のいい所でもある。
ケイト、常々…胆に銘じておけよ?」
ケイト「…はーい;」
アル「うー」
ディ「すーすー」
ケイト「赤ん坊は…いいなあ。
まっさらで…
これからどす黒い酷い人達にばかり囲まれるんだよ?
ここ以外ではろくに正当な評価も下されず、歪んだ価値観や主観で評価も事実も何もかも都合のいいよう歪められて、皆で囲まれて皆一緒なら怖くない何やっても全部正しいって理屈こねてやってくるんだよ?
人と接すること自体、接点を作ること自体悪だと思い込まされてもなお続くんだよ?
周りは何事もなかったように笑って、人には強要して、自分には強要するなと喚く奴等しかいないから。
これから味わい続けるだろう苦難、これからも続いていくだろう果ての無い痛み、果たしてお前達は堪えられるだろうか」
『暗い暗い暗い!!!!;』
ティオナ「おどろおどろし過ぎ!!;」
ティオネ「狂気すら感じたわよ!!;」
ケイト「そうでもなければ肉体的精神的苦痛耐性50いかんわい!;
いきたくていったんじゃねえやい!;;」ぐすん
ロキ「更新したら変わってたもんなあ…;
肉体的苦痛耐性50…精神的苦痛耐性と同じくこれ以上上がらんってどういうこっちゃ;
今回ので絶対防御いうスキルもついてしもうたし;」
『…(さもありなん;』
ケイト「それよりも!!」
『?』
ケイト「せっかく集まってくれたのに…皆、嫌な思いしなかったかな?;」がたがた
『気にし過ぎ』
フィン「何の心の準備も無しに多人数に囲まれたんだ。
仕方ない。
それも既に理解している。
理解の無い人間のように、好き勝手に言ったりする輩はいなかった。
君の為に集まった人達は…正当な評価もさせないよう誘導したりもしないよ」
ケイト「それよりも皆の仕事大丈夫!?;
減棒されたりしない?!;」
フィン「いや、それについても不測の事態なわけだから
ケイト「私のせいでそうなるぐらいなら…
そうなるぐらいならっ…死んだ方がマシだああああ!!;」
『落ち着け』
いつもの暴走なのだが…
まあ、人を想ってのそれが非常に多い。
そうでない場合でも慌てふためくことはあるけれど、知り合いでも中々助けを求めたがらない。
それもこれも…ああいう風習を是としたクズ共のせいだと思う。