第48章 死
リヴェリア「より怒り狂う様を見ると落ち着けるものだな…;」汗
フィン「僕も同じ思いなのだけれどね…;方法が過激過ぎる;」瞑目&嘆息
ティオナ「え?;私達も込みで!?;」
ケイト「そんなわけないじゃん」
アイズ「?…どういう?;」
ケイト「……ヘレイオス街という存在そのものを撲滅したい。
地球という存在ごと撲滅したい。
あいつらの魂という存在ごと撲滅したい。
全部無かったことになって欲しいのなら、存在そのものを無にして欲しい。
魂ごと無くして二度と生まれ変われないようになって、そこで終わりということに理を改変させたい。あいつらだけ」
『なるほど…』
ティオナ「つまりを言うと…」
ケイト「あいつらだけ次が無いようにする」
ティオネ「妥当ね」頷&にや&キラン
ティオナ「じゃないでしょ!!;
ケイトはそれでいいの?」
ケイト「あんなのが存在していい世界なんてあって欲しくない。
いい機会だ。丸ごと殺す」すくっ
『落ち着いて!!;』
ケイト「思い立ったが吉日、今すぐ土地ごと消滅させる」
『そこにいた人達は』
ケイト「巻き添えを食らわせるほど制御が下手だとでも?」ふっ&にや
『自信満々!!?;』
ケイト「痛みも何も感じない、気付けば無という存在へ変わっていた。それだけの話だ」
『それだけで済む次元じゃない!!;』
ケイト「ああ。処刑を受けた奴等と死んだ奴等の魂も殺しておかないと。平等じゃなくなっちゃう」
『落ち着けえええ!!!;』がばっ!!!!
ごぉっ!!!!
押し倒した瞬間…闇に包まれる。
始祖神の闇、終末神のような冷たさはない。
しかし…果ての無い憎しみと哀しみ、痛みが触れるだけで伝わってきた。
ケイト「…ってなったらやでしょ?」
『……………は?/え?』
ティオナ「まさか…お芝居?」
ケイト「本気だよ。
本気で思っているけれど…ブレーキかけてるだけ。
その土地で育ったからって理由で殺されるって嫌でしょ?
その人の子だからって理由で殺されるのも嫌でしょ?
罪があるのは、あいつらだ。
でも一番手っ取り早く殺すのに最適な方法は、私の記憶を消すことなんだろうな…
忘れられないから、何年もずっと続けられてそれが普通だったから余計に苦しかったわけだし…
しない方がおかしいって周りと空気が言ってたのもあるんだが」