• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第48章 死





処刑方法とは…

先にやってきたとされる「いじめられっ子が傷を付けてきた時間」:「いじめ続けてきた時間」

その対比にちゃんと合うようにした後、異空間に放り込む。


その異空間とは…

家の環境はいじめっ子の当時のそれと全く同じものにし、それ以外の全ての環境をいじめられっ子のそれと同じにする。

いじめ続けてきた期間を半年後に一度様子見し、最低でも1年は続ける。
1日1日ちゃんと明確に生活させ、休日でも家族以外とは遊べず出れず、学校引っ越すと言っても強引に送り出されサボろうとしても瞬間移動で教室へ無理やり通わせられ続ける。


精神が崩壊したとしてもなおそれを続け、残酷なことをしているという自覚が出てもなお続ける。

骨の髄まで「してはいけない行為とされているのは何故か」を理解するまで続ける。
「心も感情も感覚も麻痺して、されるのが日常だと、普通だと思わされるものなのだ」と理解してもなお続ける。
「悪かったよ」「もう二度としないよ」と泣き寝入りしても続ける。暴力行為を取ろうとしても、出来ないようにして続ける。自殺しても蘇らせて続ける。

たとえ中でどういう行動を取ろうとしても、いじめられっ子がいじめられた期間に得た傷、刻み付けられた常識、取られたもの…
きっかり同じ分、傷を与えられた時間も、与えられなかった時間も、全てを死んでも瞬時に蘇らせて続ける。


ちゃんと同じ期間、同じ目に遭い続かなければ出れないように設定し、そこに放り込まれる。

それが処刑であり、いじめられた側が思い至るそれらを下記に示す。



あれ?私って間違ってる?私という存在が間違い?いなければいい存在?異物?死んだ方がいい?死ぬべき?
一人きりの状況へ強いられ、本人はいつまでもいつまでも苦しみ続ける。自分自身でさえも自分を殴らないと、苦しませなければいけない、いなければいけない存在と学校全体で定められていると、自分を殴り続けると安心するという状況に陥る(実話)。

次第に人が苦手になる、恐怖の対象になる、精神的なそれで声も出なくなる、意見も伝えられなくなる、慢性的な障害になり人と接することもまともに出来なくなる、今後の人生に大きく関わる。


これらの光景の何が異様かって?

そういう行動を集団で取っていても、その集団の中には誰も「自分が悪いことをしている」と自覚していない所だ。


/ 5286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp