• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第48章 死





通路を渡った瞬間、背後に板が落ちてきて分断された。

品質を見るとアダマンタイトで、ガレスにも破れそうだったので私は気にせず人のもとへ走った。


その間にあの男の人がモンスターに襲われたら大変だし。

そう考えながら足を進めていく毎に、違和感が強まる一方だった。



ケイト「だいじょ…(あれ?

何で…いし、きが…とお…のい、て…」ぐらっ

ばたっ!

壁を背に力なく倒れている白衣を着た男の人へ、左手を伸ばしながら話しかけた。


そして気付いた時には…

右腕を頭より上に伸ばし、左腕を横にしたままうつ伏せに倒れていた。



「よし…やった、やったぞ!」にやにや

手を頭へと伸ばされる最中、触れた瞬間に『穢れた精霊(デミ・スピリット)の雷魔法』、天雷を流した。←518,901ページ参照

魔法を生身で受けたことで体得し、クリエイトで実現を可能とした魔法だ。
他の魔法でも、喰らいさえすれば会得可能なのだが…痛いのが嫌だからやってない。

レア・ラーヴァテイン&ウィン・フィンブルヴェトルは死ぬほど喰らった&受けたから覚えたけど…;←1633&170~172ページ参照


「ぎゃあああああああああああああ!!!

あああああああああああああああああああ!!


…とでも、言うと思ったか?

既にお前の雷には対策済みなんだよ!!」

天雷を流し続けるも、未だ何の影響もなく…帯電性の服と手袋を付けていることに気付いた。

マスクをしているそれでもなお、にやりと口元を醜く歪めながら笑みを浮かべているのが窺えるほどに…


「睡眠ガスはどうだ?薬用だから、よく効くだろう?」

ケイト「っ…」
「にや)頭を上げるので精一杯か」←ケイトの左腕を掴んで縛ろうとする

ケイト「…服の中(手首)は、違うだろ?」ぐっ!←左手を男の服の中に滑り込ませ、天雷の発動準備
「!!しまっ
ぎゃあああああああああああああ!!!!」

どさっ

気絶しているのを確認後、頭が自然と床へと倒れた。



ケイト(気絶…させれた…)とさっ

頭を上げることさえもできず、床から上げることさえもできなかった。


ケイト(くそ…もう、頭を上げることさえ…

後は…皆が、来て、くれるまで)

かっかっかっかっかっ!!

何かが走ってくる音がした。足音は…4人?


/ 5286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp