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Unlimited【ダンまち】

第48章 死





私達はとあるオラリオの同盟国まで、ギルドの依頼を受けて調査に来ていた。

音速飛空艇、その移動先にはコクーンかオラリオかアルテナかラキアか選べ、どれも直通となっている。
それを利用し、依頼者が迅速にギルドへと調査依頼を出しに来て、それが私達にまで回ってきたという寸法だ。


ケイト「というか、よくギルドから外出許可が下りたね;」

ティオナ「瞬間移動でいつでも帰ってこれるからって説得したんだ^^」へへっ

ケイト「調査依頼国は海洋国ディザーラか。

海で四方が囲まれてて船で三日かかる所を、音速飛空艇ができたお陰で数分で移動ができるようになった場所だったよね?」

フィン「ああ。

互いにとって攻め入りにくい場所同士への『テレポート』を作るよう依頼も来ている。
ついでに依頼を取ってきたわけだけれど」

ケイト「大丈夫大丈夫。
一瞬で済むし、互いにとってどこの場所がいいかって話だよね?」

フィン「ああ。その提示もギルドが既に手配してくれている。
テレポート予定地として互いの合意の下、整備もされているようだからね」

ケイト「他に指名依頼はなかったよね?」

フィン「そうだね…

敢えて言うなら、領民になろうとする者達…『移住届』が絶えない所かな…;
コクーンで働きたいという人も絶えないし、働き手は多いに越したことは無いのだけれど…多過ぎるのも困りものだ」

ケイト「そうなんだよねえ。

かと言って全部受け入れ続けていけば給料が減っちゃうし。
困窮者の救済の為に立ち上げたのに、本末転倒になっちゃう」ぶつぶつ

フィン「もう既に必要分は揃っているからね。
異端児達も環境の整備に邁進してくれているから助かっているし…

バベルの塔より上に位置しているから、前々から懸念していたオラリオへの日陰による影響は皆無だった。
そもそもが高過ぎて地上まで日影ができない位置にあるし」

ケイト「結論として明日の生活も厳しい人のみ受け容れる形を取ったけれど…

大丈夫なのか心配だなあ…;
先に辞めてから来ている人までいる始末らしいし」

フィン「その人には職を既に与えているだろう。
住まいもアパートを提供しているから問題ない」

ケイト「そっか…」


レフィーヤ「運営も大変そうですね…;」

リヴェリア「規模が桁違いだからな」


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