第48章 死
レフィーヤ「それよりも大丈夫なんですか…?;
産後なんですからあまり無茶はしない方が…;」
ケイト「依頼が来たんだからしょうがないじゃん。
頼られたからには応えたいし」
フィン「ふっ)…ケイトらしいね。
リヴェリア「ギルドからの指名依頼でも、相手を別の人に変更してもらうこともできるというのにな」
そう笑みに包まれる中、ケイトから発言が…それがよくなかった。
ケイト「…もし死んだらその時はよろs
『縁起でもないことを言うな!!』ジロッ
ケイト「ごめんなさい;
でも万が一の時の為に
『冗談にもならない!!』
ケイト「んっと…;
私が死んだ後、笑ってくれると嬉しい
『笑えるか!!!』
ケイト「…………………;」
『…………・・』ゴロゴロ
怒りと共にケイトを睨み据える中、雷鳴が背後で鳴り響く。
僕達の怒りを示すかのようになり続けるそれに…ケイトは、お辞儀をしながら冷や汗交じりに再び謝罪してきた。
その後…『不老不死なのだから死なないのでは?』という疑問点が沸き上がった。
ケイト「んー…
いくら不老不死でも、全身が消滅したら死ぬから…つい?;念の為?;」
ラウル「だからと言って、そういう発言はどうかと思うっすよ;」嘆息
ケイト「うん。ごめん…;
あくまで、可能性だから、その;」しどろもどろ
皆から注視される中
「不老不死になったからと言って油断はしてはいけない」→「でも全身消滅したら流石に死ぬよね」→「あくまで注意しよう」→「でももし死んだら…」という思考の流れから自然と切り出された話だったと、後に知ることになる。
しかし…そんな危険が現実になるなど、思いたくもなかった。