第47章 初めての
昼御飯が完成した頃、まるで見計らったかのように皆までやってきた。
ティオナ「言われた通り御飯食べに来たよー!」
ケイト「早くない!!?;」ガビーン!!←寝耳に水
それから数十分、皆の分を作るまで要した。
それまで僕は皆が眠りについているアルとディを起こさないよう注意&警戒しつつ、ケイトの料理の手伝いをしていた。
皆と共に食べ、颯爽と去っていく人達の中…いつもの面々が残った。
すると、何を思ったか…ある世界のモンスターの物真似をし出した。
ケイト「ピーカーチュゥー!!!」
バリバリバリ←全身に雷纏う
『!!』
ケイト「どう!?」キラキラ←振り返る&期待の眼差し
アイズ「凄い!」
ティオナ「どうなってんの!?」
ティオネ「帯電!?」
レフィーヤ「ピカチュウって何ですか?;」
リヴェリア「詠唱式か?」
ケイト「誰か真面目にツッコんで!!;」くぅっ!←半泣き&瞑目&拳握
フィン「異世界の知識がないと無理だよ^^;」
次に闇の塊を作り、足を生やしてずんずん進んでいくよう操作しつつケイトがその先で走り続けながら…
ケイト「祟り神だあーーー!!アシタカを呼べえええ!」
ティオナ「何だか楽しそう…」
アイズ「うん…」
どうツッコんだらいいか、誰もわからずにいた。
僕もわからない。
テロップ『ザ・カオス』
まあ…これもまた…人という歴史同士が絡まり合い、紡がれる物語ということで…うん(遠い目)←視線逸らし
テロップ『目の前の現実から必死に目を逸らした!』
すると、突如ケイトは…僕の左肩を左手で掴んで抱き寄せながら、右手の人差し指で皆を指さし叫んだ…
ケイト「ふっ!
姫は我が手中に収めた!
取り返したくばかかってくるがいい!
貴様等の刃など我が喉元にすら届かぬわ!!
かっかっかっかっかっ!!^^」
『…………』シーン
無論、思いも寄らぬそれらの奇行に返ってきたのは静寂だった……
ケイト「いやあああああ!!!!///」両手で顔覆いしゃがむ
ティオナ「何の寸劇…?」
リヴェリア「凄まじい自爆だな」
アイズ「何の役?」
ケイト「せめて!せめてツッコんでよ!!
悪乗りでも何でもいいからツッコんでよ!!!//」涙目
フィン「打ち合わせも何もしていないのに、最初からできるわけがないだろう?^^;」