第47章 初めての
ケイト「我輩の辞書に、『不可能』の文字はない!
乗り越え支配してみせよう!お前という荒波を!!」右手の人差し指を天へ差し掲げる
爆太郎「ひひぃーん!!」そうだ、やってみせよう!!
ケイト「かの!!ナポレオンのように!!!」キラーン!!←手綱を引く
爆太郎「ひひひぃーーーん!!!」俺は最強最高最速の馬だーーー!!!
テロップ『すっかりその気になっている。
ケイト→ナポレオン、爆太郎→ナポレオンの馬』
フィン「………何を…やってるんだい?;」
ケイト&爆太郎『……;』たらー←固まりつつも前足を地面につける爆太郎
ドン「…」知ーらない!
だっ!
ドンは一人逃げ、庭に来た蝶と戯れ出し…
より一層気まずい空気が僕達の間に流れた。
フィン「ナポレオンとは一体
ケイト「はずかしはずかしはずかしはずきゃしいいいい!!////」顔を両手で覆う
だっ!!!←ケイトが家の中へ猛ダッシュ
フィン「……何だったんだろう;」
爆太郎「ぶるるる♪」僕は知らない♪
ケイト「さあ!
いつものように馬車の時のように引こうね!畑耕すよ!」←復活後
爆太郎「ひひぃーん!!」
フィン「ケイト、ナポr
ケイト「知らない」
フィン「ケイト
ケイト「シリマセン」
フィン「な
ケイト「シリマセン!!//」
耳まで真っ赤にして叫ぶケイトに…僕は問いかけることをやめ、神の力で調べた。
ああ、この人の真似をしていたのだとわかるのに数分もかからず…
よくよく思い出してみると、ケイトも爆太郎もナポレオンの肖像画と全く同じポーズをしていた。
僕も…やってみようかな//(うずっ)
恥ずかしくて人には見られたくないと考えるのも、わかる気がした。
なるほど、確かにこれは…誰かに見られれば非常に羞恥心が煽られる。死ぬほど恥ずかしい。
ケイトがああなった理由も理解した頃には、畑はもう完成…
何を植えるかを共に考え、コーンポタージュを飲みたいというケイトの要望からトウモロコシ、後は無難に野菜を作ることにした。
ドンが警備と称して食べ出さないか心配なので軽く問いかけてみると、何も言わずに目を逸らした。
どうやら保証はしかねるという意味らしい。
爆太郎に念押ししようにもどちらも食べかねないのでいっそ地下に湧く泉についている精霊へ頼むことにした。