第46章 空中都市
そう考えに至り実行に移し続けようとするほどに、ケイトの想いが強いことも。
ケイト「だから…
だから、【ロキ・ファミリア】や私やフィン、領民達に害意ある者も、さっき言った人達も入れないように常時結界を張って
結界に領民や皆を守る機能も付与させて、未来永劫解けないよう『神の力』を注ぎ込んで常にあり続けるよう、どう在っても解けないよう毎日確認し続けるんだ」
『…なるほど』
ケイト「レストランや食べ歩きの店でも経営主は豊饒の女主人だから、その店に直通で繋がるゲートもあるし
治療院も中心地エリアの緊急治療場に繋がったゲートがあるんだ、ドアに見せかけた奴ね。
勿論それらにも結界機能は付与済みだから、害意ある者やさっき言ったような人達は絶対入れないんだ」
フィン「安全性に加え、治安も向上させているんだね」
ケイト「その為にこのシステムを作った」
リヴェリア「警備隊は事態が起こった場合の解決策か」
レフィーヤ「たとえ常に硬直させることができても、捕らえる人がいなければ事態は解決の方へ進展しませんからね」頷
アイズ「でも…警備隊ってどこに居るの?」
ケイト「いつでもどこにでも行けるよう「特殊な異次元」にいるんだ。
空間収納庫と同じく、現実と隔離された空間で。
さっきも言ったようなワープポータル、各地のそれらに繋がっている。
中心地エリアのそれも、各エリアのそれらにね?
各エリアの最奥にワープポータルがあるから、どのエリアにでもすぐ行ける」
リヴェリア「なるほど…
警備隊の秘密基地というわけか」
『!!//』キラキラ
ケイト「うん!^^//
カッコいいでしょ?とっても大好き^^♪」にこにこ
ティオナ「外の様子全部を見れるの?」
ケイト「見れるよ?
休日の人は、巡回しつつ家族と楽しめちゃう♪
1日毎に、休日と勤務が交代交代であるんだ。
警備隊に入るだけで、ここへの定住権も与えられる。勿論結界通り抜けられる人だけだけど…;」
ティオネ「何てホワイトな職場よ…;」
ケイト「でも忙しい時は狂いそうなほど忙しいと思うし;
ここの職場は皆当番制にして休日と就労日が交互になるようにしてるけど、非常勤というのもあるし…
それをした人には非常勤手当及び給料も出るけど大丈夫かな?
疲労感も無にして、体力も精神力も全快させる手当も出した方が」ぶつぶつ