第46章 空中都市
念の為に確認してみると、本当に張られていて、とても安心した。
アイズ「よかった」微笑
レフィーヤ「でも…国の運営だけでこんなにやることがあるんですね;」
リヴェリア「ケイトだからこそ考えれたことだろうがな。
この分だと、まだまだありそうだ」ちらっ
ケイト「あはは、うん^^;」頷
『……まだ;』遠い目
ケイト「まだある」頷
フィン「でも…それはそうとして、お金の管理はどうするんだい?」
ケイト「魔法と神秘で創り出した「現実世界から隔絶されている異空間」、空間収納庫を使う。
レジへお金を置くだけでそこへ自動的に転送される、すると誰にも取れなくなる。
正確にはお釣りを渡す為に当日のレジ当番の人、他には店長にしか出せないようになる。
勿論、店員への給料は店長からちゃんと当日の業務終了後に等分して渡されるんだよ?
自動計算で渡す給料分を示す機能も付けてあるんだ!^^b
ちょこっとだけ店員に比べて店長は給料多めなんだけどね。偽装できないよう機能も既に付け済み!」
フィン「それはまた…凄いね;」
ケイト「結界を常に張るようにしてるのは…
国王が言っていたように、被害者を減らしたかったからなんだ。
好きなように言葉を吐き掛けておいて、それに責任も持たない。
人へ不快な思いをさせておいて平気でいられる、自制しようとすらしない。
犯罪行為をして平気でいられる人と同じ、自己中心的かつ自分勝手な連中だけだ。
される側の気持ちも何も考えず、ただ「やりたいから」という理由だけで周りのそれも無視して、自制せず実行に移し続ける。
そいつらの欲求に巻き込まれたり、傷付けられたり、殺されるのは!(ぎりっ!)←拳を震えるほど握り締め歯噛みする
被害を被るのは!
いつだって、その時たまたま「その近くにいた人達(周囲)」だけだから!!」真剣&睨視←遠くを睨み据える
その瞬間、殺意に似た激情に伴う怒りがケイトの全身から迸り、痛々しいほどに伝わってきた。
散々自分勝手な人達に振り回され続けてきたからこそ
特に、傷付けても殺しても平気でいられる人はその中に最も多いからこそのそれだと、否が応にでも解った。
同じような人(被害者)を、是が非でも増やしたくないのだと…
結界を常時張ることで、たとえどのような風評を得ようとも守りたいのだと……